40代直腸がん 治療と療養と生活の記録

42歳で直腸がんの診断 ステージ3a→ 2.5年後再発によりステージ 4へ。生活習慣や食事の見直しでガンを育てない身体作りをし、生まれてくる子供が1人前なるまで見届ける。あと10年生きる!

再再発/転移:サイバーナイフ 定位放射線治療 終了後診察

サイバーナイフ終了後 1週間後の診察。 

いまのところまったく変化はなし。やや痛みは増してる感もあり。
多少波があるのでなんとも。

元の病院で主治医と話す。
特に大きな変化なく治療は予定通り行えたとのこと。
結果が見えるのが2か月は必要とのことで、4月末ごろにCT予約を入れる。

そこまでどうするか?について、放射線治療が効くことを期待するならば現状としては経過観察でよい、この時点ではほかにリスクがある腫瘍はないので抗がん剤をやる必要性は感じない。という結論。

まあ、これまでの実績でも、見えているものはやっつけたが、微小がんを抹殺できた実績はない。となるとある程度見えてきたら叩く、の繰り返しでズルズルと生きる(根絶できたらラッキー)のが最も確実性の高くQOLを保てる方法なのかな・・・

そんなことを考えていたので、結論としては納得しています。

なお、主治医の慰めかもしれませんが、放射線がある腫瘍に効いて死滅する際に他の臓器の腫瘍も巻き込んで消えてしまう事例があるとのこと。これはそれほど珍しくない事例でよく観察されているので一応それも期待しているとのこと。
「光免疫療法的なこと(死滅時に免疫に対する防御網が崩れて免疫が反応できるようになる)ですか?」と聞いたが「そうではなくて何か抑制するような信号を出しているようだがメカニズムはわかっていない」とのことでした。

これまであまり期待させることは言わない感じの人だったので、再再発してから慰め情報が多いのが逆に気になるが。。。まあそれも話半分に期待してみます。

とりあえず今日はここまで。この間に腫瘍がすごく進行するというのは考えづらいが、もし腰や肺に異変やあったりすごく痛みが増してきたりしない限りは一旦検査までモラトリアム。

腰椎圧迫骨折の可能性があるのでウェーイ!とは行かないけれど、とりあえずやることはやったので健康に注意して過ごします。

いや、まあ今度こそ睡眠を改善しなければ。。。



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再再発/転移:サイバーナイフ 定位放射線治療 終了後診察

サイバーナイフ終了後 1週間後の診察。 

いまのところまったく変化はなし。やや痛みは増してる感もあり。
多少波があるのでなんとも。

元の病院で主治医と話す。
特に大きな変化なく治療は予定通り行えたとのこと。
結果が見えるのが2か月は必要とのことで、4月末ごろにCT予約を入れる。

そこまでどうするか?について、放射線治療が効くことを期待するならば現状としては経過観察でよい、この時点ではほかにリスクがある腫瘍はないので抗がん剤をやる必要性は感じない。という結論。

まあ、これまでの実績でも、見えているものはやっつけたが、微小がんを抹殺できた実績はない。となるとある程度見えてきたら叩く、の繰り返しでズルズルと生きる(根絶できたらラッキー)のが最も確実性の高くQOLを保てる方法なのかな・・・

そんなことを考えていたので、結論としては納得しています。

なお、主治医の慰めかもしれませんが、放射線がある腫瘍に効いて死滅する際に他の臓器の腫瘍も巻き込んで消えてしまう事例があるとのこと。これはそれほど珍しくない事例でよく観察されているので一応それも期待しているとのこと。
「光免疫療法的なこと(死滅時に免疫に対する防御網が崩れて免疫が反応できるようになる)ですか?」と聞いたが「そうではなくて何か抑制するような信号を出しているようだがメカニズムはわかっていない」とのことでした。

これまであまり期待させることは言わない感じの人だったので、再再発してから慰め情報が多いのが逆に気になるが。。。まあそれも話半分に期待してみます。

とりあえず今日はここまで。この間に腫瘍がすごく進行するというのは考えづらいが、もし腰や肺に異変やあったりすごく痛みが増してきたりしない限りは一旦検査までモラトリアム。

腰椎圧迫骨折の可能性があるのでウェーイ!とは行かないけれど、とりあえずやることはやったので健康に注意して過ごします。

いや、まあ今度こそ睡眠を改善しなければ。。。



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再再発/転移:サイバーナイフ 定位放射線治療 治療後半戦

サイバーナイフ診察。計7日間の後半戦について記述していきます。

【前々回】

mildy.hatenablog.com

5日目:

山場です。腰椎とリンパで2回の照射。ステロイドが良いのか慣れなのか少し吐き気なども落ち着きあり。
気合入れて臨みましたが、相変わらず腰は痛いものの、少し休憩を入れてトイレに行って、2回連続で約1時間無事に終了。なんとなくホッとしました。この日は1日休みを取っていたので寒川神社を参って帰る。帰宅後テキトーに仕事片づけて終わりにしました。

6日目:
2回照射はさすがにキツいかなーと思っていたけれど、あんまり関係ない感じ。普通に調子悪いくらいで悪化する様子はなし。毎日ドライブしているからかなんとなく腰の痛みは増してる気もする。ガンが大きくなってるのかもしれないが・・・
この日も何事もなく終了しましたが、なぜかソウルミュージックが!微妙なピアノ音楽に変わっている・・・。ピアノで良いのだが、JazzかClassicを・・・

7日目:最終日!
長いのか短いのか7日間の照射が終了。最後も止めずに終了しました。でも毎回ギリギリ持ってる感じではありましたね~。
ドクターにいろいろ最後話を聞きました。
・腰椎の圧迫骨折は治療が効いてガンが小さくなった時が危険
・平均的には小さくなるのに2か月くらいかかる
・効かなかった場合、原則再照射はない。消しきれなかったならある。
・量子線なら効くという事はありうるが可能性低いので普通はやらない(自由診療なので高価)
なるほど、、、効かなかった場合はやはり厳しい・・・
とまあ若干不安になりつつ帰宅しました。

言い忘れましたが料金20万円は1日目にまとめて支払いでした。おかげで月マタギにならずに済んだ。これは保険上結構大きい。あとで返ってくる。

全部終わってから5日間くらい吐き気がユルリとありました。コーヒーをほとんど飲まなかった。まあ効果が出るかはまだ分からないですが、治療自体はやはり超ラクだというのが結論です。



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再再発/転移:サイバーナイフ 定位放射線治療 治療前半戦

サイバーナイフ診察。計7日間の前半戦について記述していきます。

【前回】

mildy.hatenablog.com

2日目:

1日目でなんとなく感覚が分かったので、2日目は緊張感ありつつ向かいました。
緊張感のせいか朝から何となく吐き気がする・・・気持ち悪い。
毎日一人ドライブなのでガッツリ音楽を聴くチャンス。Amazon Primeでザッピングしながらよさげなのをピックアップ。

到着してドクターになんか気持ち悪いけど緊張感かなーとか言いながら2日目の治療。ウーン相変わらずロキソニンは効いてるのかよくわからない。腰が痛い。
ふと気づいたら昨日なかった70年代ソウルが流れている!
Very superstitious~!! 
口ずさみながら一度も止めずにスンナリと終了できました。やるねえ。
帰り際、寝ながらソウル聞いてるだけで治るの?マジラク過ぎない?とドクターと話して帰路につきました。明日明後日は土日で一旦休み。楽勝やね~・・・

とまあ、そんなに甘くはない。
帰りのドライブでスキッパラにコーヒーを入れてから吐き気が復活。ヤベエと思いながら帰宅、昼飯食べても気持ち悪い。仕事に戻っても気持ち悪い。早めに寝ます。

翌日の土日。まだキモい。腹痛もありユルめ。おかしい。。。副作用?あるの?聞いてないけどな・・・と思って調べたら、ハイありました。
「放射性宿酔」放射線治療の副作用で吐き気があり、食欲もなく悩んだ。

薬剤師の妹に連絡、抗がん剤治療でもらってたアルプラゾラム飲んでいい?OKとのこと。眠くなるけどこれで凌ぐ。日曜昼間は結構寝てました。。。

3日目:
センセー!!キモいしお腹痛いです・・あーなりました?放射線宿酔と言って・・・
やっぱりか。暗示にかからないようあえて言わなかったみたいですね。うう。
まあ原因がわかればアルプラゾラムあるし、という事で許容範囲ですよ。移動が長いのでお腹痛いのはイヤなんだけど。
あと、ロキソニンでキモいかもしれないと思って飲むのを止めてみましたが、治療中の腰の痛みはほとんど変わらない印象。ガンの痛みには効かんのかね・・・
というわけで「メッチャラクすぎ」から多少「ラク」くらいまで格下げされました。

4日目:
相変わらずキモい、、と言っていたらドクターがステロイドを服用しませんかとのこと。一時的な炎症を抑えるので腰の痛みや吐き気など全体的に効くかも。という事で服用を始めました。眠くならないのは良いかも。
明日で腰椎は終了、リンパの1回目も併せて2回あるので明日が山場です。


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再再発/転移:サイバーナイフ 定位放射線治療 治療初日

前回、サイバーナイフ診察。治療について記述していきます。

【前回】 

mildy.hatenablog.com

 

家から高速で約50分。
道はあんまり混んでないので良かったです。まあ通勤だと思えば普通ですね。

初日、治療計画を伺いました。
腰椎5回、リンパ節3回を7日間で実施(1日だけ2回照射)。
毎日11時から治療。原則午前休みで通うことになりました。

1時間前にロキソニンを飲んで腰痛対策して挑みました。
うーん・・・いまいち効いてる気はしない。
台に乗って拘束される。一応膝に枕みたいなの入れて固定。ハッキリ言って全然痛い。「途中で止められますし休憩できるので気軽に言ってくださいね~」と優しく言われる。MRIみたいにやり直しみたいなことはないそうだ。でもガンガン止めてたら終わらないし。ウィーン・・・始まった。ああなんか気持ち悪くなってきた。深呼吸。いやいや痛いわ腰が。冷や汗。5分で一旦ギブアップ。

すいませ~ん一回止めてくらはい・・・

「全然ダイジョブですよ~」と多分不安にさせないようにだが優しい。膝の枕をさらに高くしてもらい少し姿勢がラクな気がする(多分気のせい)。
気を取り直して再開。ピピっと位置決めの音がなってすぐに照射が始まった。すごい本当に追尾してるんだ。。。休憩のロスはほとんどない感じがする。気がラクになってきた。
と、精神的に落ち着いたのもありその後はそのまま最後まで完了。

フゥー~~

まあ止めてリスタートのロスが少ないのはMRIより良い。視界も悪くないし。
ただ腰痛との相性は悪いわ・・。ロキソニンは全然効いてない気がする。
と、まあなんとか無事に最初の治療を終えました。放射線は本当になんにも感じない。
やっぱり手術とは比較にならないラクさです。
先生に感想など話して本日は終了。帰宅しました。

そういえば初日の問診票で好きな音楽を聞かれて「70年代のソウル」「ピアノのJazz かClassic」と書いておいたのですがどちらも流れなかったな。ムリだったのか。


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再再発/転移:サイバーナイフ 定位放射線治療 診察

前回、治療方針が決まり、サイバーナイフ治療ができる他病院へ行ってきました

【前回】

mildy.hatenablog.com

 

心境的にどん底ながら、治療に取り組んでいる間は比較的前向きに落ち着けると経験的にわかっているので嬉しい第一歩になります。

事前に主治医と連携していただいていたようで話はスムース。
放射線治療とはなんぞやという話をパワポで説明、X線と陽子線の違いなんかも教わる。いわゆる放射線治療サイバーナイフ(定位放射線治療)の違いなど。


一通り説明を聞いての最初の感想。

そんなうまい話ある?

・期間は1週間程度、1回30分
・副作用は一時的に炎症で腰の痛みが強くなるかも
・2か月程度で効果がわかる。効けばそのまま消えます。
・後遺症は特にない

じゃあ手術する意味って何なの?全身麻酔と傷の痛みにうなされて内臓無くなって傷は残るし2週間入院して1か月近くリハビリ。
メリットしかなくないですか?なんなの?

に対する答え。

・手術は確実にガンを除去できるが放射線は100%じゃない(効かない場合あり)
・腸は放射線に弱く破れたら大惨事なので使えない(大腸がん手術にはムリ)
・保険適用になる部位、大きさ、個数などに条件がある

なるほど・・・そもそも使用対象が限られていると。逆に言えば適用になるなら相当にメリットが高い。効かなかったら手術の検討で良い気がする。

というわけでヨロシクお願いしますと伝えて終了。
初日は3日後から開始、具体的なスケジュールは初日に聞くことになりました。
位置決めとプラン確定のためにCT を再度撮って帰宅しました。

いまのところ最大の不安は腰痛。まさに仰向けに寝ると30秒で痛いので30分耐えられるとは思えない。痛み止めで抑えられれば良いのだが。。。

 

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再再発/転移 確定診断と治療方針

前回の転移発からのPET検査の結果です。

【前回】

mildy.hatenablog.com

 

前回衝撃の再転移発覚、3日後にPET検査を受けに行き、翌週結果を聞きに診察へ行ってきました。ここで結果を見つつ治療方針を決めることになっています。

最初の転移の際もPETでリンパ節の追加転移が見つかっています。造影剤にアレルギーがあり使えない私はここで追加が見つかることは珍しいことではないように思います。全身アチコチに出てますね・・という結果が出ればまさにジエンドであり「余命〇か月」という世界に一気に突入する・・

いつも結果を聞く前って最悪を想定してホっとする、最高を想定して気合で挑むなどいろいろ悩むのですが、最悪の想定がホンキで最悪すぎるので今回は初めて「考えてもしかたない」という心境になりました。

 

で、検査結果、、、 

・腰椎転移(2cm弱)、腹部リンパ節(1.5cm)転移確定
・肺腫瘍は確定できず

となりました。
はあやっぱりリンパ節にまた出てましたか・・・これも腰に出てなければスルーされた可能性があるわけですわな前回同様。またも造影剤使えないデメリットが浮き彫りに。
主治医的には全身にアチコチという最悪が避けられ、ややほっとした様子。
もともといた肺腫瘍も新たな疑い腫瘍も無反応で、経過から考えれば腫瘍である可能性がとても高いわけだが、違うという可能性を僅かに残しました。

印象としては、首の皮一枚繋がった、という感じ。

で、治療方針ですが、一般的には「化学療法」を選択することが多いのではと言いつつも、専門医としてはチームでも話し合ってコレを提案したい。とのこと。

サイバーナイフで腰椎とリンパ節を治療。低侵襲かつ短期間で治療が可能。
・2~3か月で効果が見えるのでそこで結果を評価し、他の部位に進行がなければ無治療の経過観察に戻れる期待もある。
・肺のみが大きくなっていれば再度サイバーナイフ治療を選択の余地あり
・ほかにも転移が見られれば化学療法を検討(少なければサイバーナイフもあり)

サイバーナイフ(定位放射線治療)の説明はこちらにて。

サイバーナイフ | 国立がん研究センター 中央病院


以前からちょこちょこ話してはいたが、主治医はこのサイバーナイフ治療にかなり期待を持っている様子。なんでも脳へは以前から使われていたが身体への保険適用は昨年からだそうで、これはなんともラッキーかもしれない(約60万円 → 3割負担で20万円程度)。ただこの病院には普通の放射線治療しか施設がないので信頼できるところを紹介してくれるとのこと。

放射線は腫瘍によって感受性が異なるため効かない場合もあるらしい。骨は手術できないし抗がん剤も効きにくいらしい。副作用は少ないし短期間で終わる事などメリットを考えてもコレ以外選択肢はないように思えた。

既に先方には相談してくれていて、遠ければ入院もできるし治療スケジュールも早く入れてくれるとのこと。ずいぶんと手際が良い。

早速次週、施設のある茅ヶ崎中央病院へ行くことにしました。

 

 

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SOX+bev療法12クール終了 12ヶ月後 経過観察

前々々回の「寛解かも?!」からの 12ヶ月後の経過検察 CT/超音波検査の結果です。

【前々々回】

mildy.hatenablog.com

 

化学療法終了後、3か月目、6か月目で変化なしという準最高の結果を得て、半年間のモラトリアムを得たわたし、コロナ渦が落ち着いたスキを狙い、家族とアミューズメント的なところにしっかり行っておきました。また、2年ぶりのフットサルや地元の飲み会にも参加とやれることはやっておこうと過ごしました。
仕事も正念場と温めてきたプランをやや強引でも進めてやりきりました。

というのも、正直不安な兆候はありました。いままでとちょっと違う謎の腰痛が3か月ほど続いていたのです。今までも腰痛はよくあったのですが長くても数週間程度で回復することが多かったし、もっと痛さにメリハリがありました。

もちろん年齢だし運動不足だしですから半信半疑ではありましたが、いやな予感は抱えながらも楽観的に12か月後の検査結果です。

 

・転移疑い 3か所(腰椎、肺2か所)
・もとの肺腫瘍(瘢痕)は消失

半信半疑が確証へ。やや予感があったのに目の前が真っ暗になりました。
しかも初めて「ガンそのものによる痛み」を体感するレベルに達してしまいました。今までは治療はツライけどガンは自覚症状ゼロでしたから。。。
それに「骨転移」はとても印象が悪い。骨は手術ができないのが一般的です。

なにより、あれだけ9か月も抗がん剤をやりきったのに、体中にある微小がんが潰せていなかったという事に圧倒的な絶望感を抱きました。要するに、いま全身どこにでもチビちゃんがいるということですから。

主治医のテンションも変わり、いままでは「完治完治」と拘る私に期待させすぎないよう「延命」をちらつかせる方だったのに、私が完全に「もう末期に突入ですね」「延命しかないですね」のモードになってしまったので、「まだ完治がないわけじゃない」と逆から慰めに入り始める様相。

 

そして、恐ろしいことに、「目の前が真っ暗」という私を客観的に見ている私がいることも感じてしまいました。もうやや演技が入っているのです。そう、あきらかに死を実感し、受け入れてきてしまっている。
最初の大腸がん告知、1回目の転移再発告知、は本気で頭真っ白でした。特に1回目の転移再発は文字通り崩れ落ちるレベル。2週間ほどどん底で暮らしました。

今回だって衝撃はすごい。前回はまだ30%の可能性はあった。でも今回は今できる最強の抗がん剤で倒せなかったという、ほぼ決定打に近い告知です。なのに、数分後にはもう演技に冷めている。3日くらい落ち込んだフリして元気に戻るか。もうそんな気がしてしまっているのです。

とまあ、ポエムはさておき、確定診断が必要なのでPET検査を受けることになりました。前回もPETでリンパ節の追加発見がありましたので、ここでアチコチに出てきたら本気で終わりが見えてきます。
正直、この結果はめちゃくちゃコワイですが、やるしかないですので最速で予約を入れてもらい、1週間後に再診察となりました。。。

 

 

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SOX+bev療法12クール終了 6ヶ月後 経過観察

前々回の「寛解かも?!」からの 6ヶ月後の経過検察 CT/超音波検査の結果です。

【前々回】

前回3か月目で変化なしという準最高の結果を得たわたしですが、正直なことを言えば「薬物療法だけで固形癌が治る」確率がとても低いことは重々承知しており、摘出手術までのモラトリアムタイムだと思っています。

なので、”アチコチに拡散してしまいました”という結果でなければ前進だと思って半年目の検査を受けてまいりました。

 

で、検査結果、、、

・転移なし!
・肺腫瘍(瘢痕?)は変化なし!

画像診断上は、前回とまったく変わらないという感じ。これは・・死骸=瘢痕説もにわかに現実味を帯びてきましたが、まあ半年では目に見えないレベルのものはまだ目に見えないので、この瘢痕の中のごく一部が「ヤツ」なんだろう。と思っています。

というわけで、モラトリアム半年延長!

さて、いまのうちに本格的に遊んでおくか!!と思ったら!コロナ!ステイトオブエマージェンシー!!だって!
人とは会いにくいが、ハゲてきてるからまあいいか。
それよりサッカーがやりたいな

 

ちな、過去最悪だった肝臓の数値ですが、ちょっとだけ改善。γ-GTP 340→220。
まあ相変わらずの寝不足。娘を送るのに早起きにはなったが夜寝る時間はそれほど変わらず平日は4時間睡眠が続く・・・
これはいい加減なんとかせんとな

 

 

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SOX+bev療法12クール終了 3ヶ月後 経過観察

前回の「寛解かも?!」からの 3ヶ月後の経過検察 CT/超音波検査の結果です。

【前回】

 

ステージ4転移判明後に完全に治療をストップしたのは初めてなので、下手すると急に増殖という事もあり得たため、なかなか緊張して望みました。
正直、気が緩み摂生してたは言えない。夜更かしも多かったし。息苦しいというか心臓がちょくちょく痛かったりしてましたが、イヤな事があってストレスだとよくなる症状なので、まあ検査への緊張感かなあとか思ったり。

 

で、検査結果、、、

・転移なし!
・肺腫瘍(瘢痕?)は変化なし!

前回の流れからすると上々の結果。瘢痕は永遠に残るかもしれないとは言われていたので、治療をしていないのに進行していないのは「死骸=瘢痕」である可能性が残された。
どちらにしろ現時点では引き続き治療をする余地はない、という事で3ヶ月後にまた検査をすることにしました。
あまり放射線を浴びるのも良くないので次回動きがなければ「瘢痕」と仮認定し半年ごとの経過にする。

これでまた3か月は治ったつもりで楽観的に人生を楽しめそうです。

 

が、一つ問題はあって、肝臓の数値が過去最悪。γ-GTP 340とな・・・
100-150程度で推移していて、薬を止めたら戻ると思われていたのにまさかの大幅増
やっぱり夜更かしなど自律神経の乱れですかね・・最近眠いし。

ちょうど4月から下の娘も幼稚園、上の娘は小学校とW進学なので、どちらかの送りはやらなきゃいけなかったから、これを機に朝型に生まれ変わろうと思います。。。

 

 

 

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リンパ節郭清手術 & SOX+bev療法12クール終了後の治療方針

2020.2月から始まった治療、
SOX+bev 1-4クール
・リンパ節転移郭清手術
SOX+bev 5-8クール
SOX+bev 9-12クール

まで終えました。


残りは肺転移腫瘍ですが前回の方針でもし消失してたらそれで寛解があり得るかもという話でした。果たして検査結果と今後の方針はいかに!

【前回】

 

検査結果、、、

・転移なし!
・肺腫瘍がさらに半分に!

前回の流れからするとほぼ最高の結果。まずは進行していないという事で胸をなでおろす。すくなくとも命が着実に延びた。

そして前回でも小さすぎて切れないと言われたくらいだから当然これで切れるわけがない。主治医が事前に放射専医に確認してくれていたが、放射線でもやはり1cm程度はないと小さすぎて健康部位に当たってしまうのでできないとのこと。

では”育てる”しかないですかね・・・
と言ったところ、主治医から珍しく楽観的発言が。

「ここまでいくと、もう瘢痕の可能性高いですね。腫瘍だと言い切れない感じです。傷跡というか、これはずっと消えずに残るかもしれない。」
「経験上の見立てでしかないですが、抗がん剤止めてた時期も大きくならなかったし、経過を見る限り、あまり広がらないタイプかと。」

そうなのか。すばらしい。

「なのでこれで経過観察に入ってもあまり心配いらないでしょう。3か月後に見て大きくなってなかったら多分死んでいて、瘢痕です。もし大きくなっていたら手術かサイバーナイフを検討しませんか。」
サイバーナイフはかなり侵襲が少なく、このようにピンポイントの腫瘍にすごくマッチしたものだと思うので、是非検討してみてください」

 

グレイト!
現時点でほぼ最高の進捗でしょう。
もちろん、ステージ4の完治は30%であるのが現実。固形がんが抗がん剤だけで殺せるという事はかなりレアなことだし、これで終わりの可能性は低い。
ただ、大きくなることを前提としても手術以外の選択肢の提示。入院いらずだとコロナの影響も受けずらそうだし。何しろ肺が残せるのは大きい。

という事でホクホクして帰ってきました。家族でケーキでお祝い。
少なくとも3か月は治ったつもりで楽観的に人生を楽しめそうです。

 

ところで、もしこれで寛解という結果になったとしたら、あの頑固そうなベテラン呼吸器外科医が正しかったという事になるのか・・・

主治医を頼って信じ切ってきたけど、複数の医者が関わる事でセカンドオピニオン的な効果が得られたことはやはり価値がある。ベテラン呼吸器外科にも感謝だ。

 

 

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SOX+bev療法12クール目

12クール目です ちょっと変化がありました
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11 クール目を終わっての診察 

血液状況がセーフライン(白血球2500~3000 好中球50%以上)を下回り、1週間休薬を延長。1週間後に診察を受けたが改善されておらず。しばらく時間がかかるだろうとのこと。
11も12もそれほど変わらないのでここで止めましょうか、とも言われたが折角なのでアバスチン&TS1(減薬)だけでも継続して終了することにした。
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というわけで、オキサリプラチンなしのため多くの副作用がありません。
アバスチンとTS1のみ書きます。
 

-吐気(継続)
同じくずっとほんのりキモい。

 -下痢と腹痛
同じく、腹痛や軟便頻便はあるが下痢はなし。ニンニクに気を付けている。

-鼻血
変わらず。ダラダラ出てくるということはなく、ちょくちょく血の塊が出てくる程度。

-手足症候群
寒さ、乾燥がさらに増して蓄積も厳しくなっている。夜は足にクリームを塗って寝るようになった。

 

さて、これで12クールが終了。最後はちょっと尻すぼみで、なんかやり切った感が出なかった。なんとなく不安が増してくる。

3週目にCTと超音波検査。年末年始をイヤな気持ちで過ごしたくないと思い、結果は年明けに聞くことにした。

ここまでの流れで言えば、ほとんど変わらないけどやや縮小したかなーくらいの結果が妥当なのではないかとは思う。


毎回検査の度の「ほかに出てきちゃいましたね」と言う死刑宣告の恐怖を想像してしまう。すでに「再発・転移しました」の準死刑宣告を受けた身としては想像に難くない。理論的には事前に悪く考えるメリットなんてないんだけど、取り乱したり極端に落ち込むことを避けるために想像しようとしているのかなと思う。
こういうのは性格なんだろうが、あまり好きじゃない。
本当は死ぬ間際まで「いやいや、まだなんとかなるだろ」と超楽観的に生きたいのが本音。

 

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SOX+bev療法9-11クール目

9,10,11クールは同じ感じなのでまとめます。
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9-11 クール目を終わっての診察 

血液状況はギリセーフライン(白血球2500~3000 好中球50%以上)

肝臓の数値が軒並み悪い状態が続く
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※9クール目からオキサリプラチンを減薬、80→65%だそうです。
  

-血管痛
あと2回だから!とお願いしていた「差し替え」。4クール追加となり継続するのがちょっと気まずかったが、かなり体感が違うのでお願い。9クール目は減薬したため行けるかな?と思ったが蓄積が効いてるのか、やはり300mlくらいで痛みが出て耐えられず右にチェンジ。右もやや痛みが強く感じた。10,11クールも同様に300程度でチェンジ。
やはり血管痛対策としてこれはもうベースにすべきだと思う。

-吐気(急性)
減薬したものの、強まっている。11クール目の終わりで点滴直後ちょっと眩暈がするような感じがありなかなか立ち上がれなかった。血圧や脈など問題なかったのでアレルギーではなさそう。
相変わらず最初3日くらいは吐き気が強いが、吐くまでは至らない状況が継続。まあ慣れたと言えば慣れたが、止めたいかと言われれば当然止めたい。 

-神経障害(痺れ)
段々と寒さが増してきて水温も低くなってきたが、あまり冷感刺激はなかった。

-吐気(継続)
同じくずっとほんのりキモい。

 -下痢と腹痛
腹痛や軟便頻便はあるが下痢はなかった。まあなんとか耐えられるかな。ラスト1週間ほどがピーク。

-鼻血
アバスチンが復活したので、やはり鼻血も復活。ただ、ダラダラ出てくるということはなく、朝起きてうがいすると血の塊。お風呂で鼻をかむと血の塊。という感じ。生活に支障はない。ちょっと鼻が血の塊で塞がってる時はあるけれど。

-手足症候群
これはだんだんキツく出てきている。2週目後半くらいから足裏が痛くなる。お湯で手足が痛い。季節的な乾燥も加わりカサカサ度がヒドイ。ハンドクリーム欠かせず。かかとがヒビ割れて痛い。

 

最後、12クール目 へ

 

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リンパ節郭清手術 & SOX+bev療法8クール終了後の治療方針

2月から始まった、
SOX+bev 1-4クール
・リンパ節転移郭清手術
SOX+bev 5-8クール
まで終えました。
残りは肺転移の手術で、一旦寛解になるというのが理想の治療計画。

果たして検査結果と今後の方針はいかに!

SOX+bev 8クール終了後のCT検査/超音波検査の結果

アバスチン抜きであったが、結果はさらに縮小。他に転移も見られず。
抗がん剤治療の結果としては良好とみなされる。理屈上、見えていない微小癌がこれで絶滅したと仮定すれば、肺手術で完治となる。

しかしながら、、、、
前回のことがあるのですんなり手術になるとはいまいち思えないなあという不安。。。
小さくてもったいないと言われたのにさらに小さくなってるんだもの。 

mildy.hatenablog.com

 

とは言え、あらためて呼吸器外科へ出陣。

 
当日、呼吸器外科へ。
予想通り・・・というか予想を超えた。

こんな小さくなったら技術的にも難しいよとのこと。
っていうか、これ「瘢痕」じゃない?もう死んでる可能性あると思うけどねえ。本当にこれ切りたいの?そういう方針なの?
と詰められる。
まあこちらは完治したいので手術が希望である旨伝えると、うーんと悩んで内科の主治医にその場でTEL。(最初からそうして欲しかったわ、プロ同士で決めてほしいマジ)

しかしどうも呼吸器外科の先生の方が年上でベテラン風。大腸がんは専門じゃないから任せるけどと言いながらも、「これ明らかに抗がん剤効いてるよね、瘢痕に見えるけどそれでも切るのが今の標準なの?肺二つ失うかもだけど良いんだよね?」と詰める詰める。まあどう見てもベテランの押切り。

前回と違うのは、少し勉強した?のか、大腸がん転移は「切る事で完治が見込める」という事は理解しているようだった。切る事自体は否定的でない。ただバランスが悪いとのこと。

ちなみに技術的な問題とは、ここまで小さくなると(0.5cm程度)おそらく腫瘍が目視できないのでアテで切る事になるから、どうしても大きく切る事になるし、最悪関係ないところだけ切ってしまう可能性もある。とのこと。
生で見たら中葉じゃなくて上葉の可能性もある。それで中葉だけ取るリスクがある。しかも結果として、切り出した細胞にガンが見つからなかった場合、抗がん剤で死滅したのか、切り損ねて残ってしまったのか判断がつかない。
なので、もう少し時間を置いて、生きてるなら育ててから手術しましょう。という提案であった。

・・・そうですか・・・まあ残念だけどプロがそういうんだから仕方ない。
ある意味二人の医者でセカンドオピニオンなわけだから、これはこれで有難く受け止めよう。前回のような無理解はないみたいだし。

 

同日、腫瘍内科に戻って診察で方針決め。
呼吸器外科先生の話をもってどうするか相談。
仕方ないので待つか、放射線という選択肢だと思っていたが予想外の提案。

抗がん剤をもう4クールやりましょう。
ここで終わるのはやや中途半端な感じがあるので、あと4クール限界までやりませんか?可能性は高くないけど「抗がん剤で完治」もありえるのでそれを目指すのと、一番リスクのある身体のどこかに散らばってる可能性のある微小ガンを徹底的に潰すという意味で、そこまでやってみてまた考えましょう。

・・・マジかーマジかー全然考えてなかったというか、抗がん剤終わり!って思っていたのでまたやるのーというのが正直なところ。。。

とはいえ、副作用がそれなりに継続して出ているので、オキサリプラチンは減薬しましょう。さらに厳しくなったらオキサリプラチンだけやめましょう。アバスチンはもう使ってよいと思うのでアバスチン&TS1でも効果あると思います。

・・・オキサリプラチンを加減できるのか、、、
まあ微小ガンの絶滅が最も重要なポイントなので、そういう意味で抗がん剤をやり切るのは意味がある。なんにせよこれは前回と同じ状況なので、同じ選択しか答えはない。やりましょう。。。やるしかないです。
肺手術なしでの完治ができるならこれは一番最高でもあるので、一縷の望みをかけて。

 

さて、また耐えぬく3か月が始まります。 
だんだん寒くなるのが怖いですが、、、問題は遅延性。さて、再々スタート。

 

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SOX+bev療法7,8クール目

7,8クールは同じ感じなのでまとめます。
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7,8 クール目を終わっての診察 

血液状況はギリセーフライン(白血球2500~3000 好中球50%以上)

肝臓の数値が軒並み悪い状態が続く
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  6クール目と状況が変わらないものは割愛します

 

-血管痛

前回たまたま巡り合った「差し替え」の対策を継続。あと2回だから!という事でなんとか。ただ、左腕で血管差し替えは厳しくなっているので、左→右と差し替えることとなった。やはり300mlくらいで痛みが出てくるのでそこから右に。
右はほぼ痛みなし(多分普通のワクチン注射したくらいの痛み)。左は3日目くらいの痛みからスタート。
やはり血管痛対策としてこれはもうベースにすべきなのではないか。
途中で差し替える分、時間はプラス30分くらいかかっちゃうけれど、まったく予後が違うのでスーパーお薦めである。

あとは5-6クール目と変わらず、割愛します。

さて、これで予定の抗がん剤は終わり。
検査およびネクストステップへ進みます。

 

 

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