40代直腸がん 治療と療養と生活の記録

42歳で直腸がんの診断 ステージ3a→ 2.5年後再発によりステージ 4へ。生活習慣や食事の見直しでガンを育てない身体作りをし、生まれてくる子供が1人前なるまで見届ける。あと10年生きる!

定期検診結果:21クール終了 with 定期検査結果 再再発/転移:SIRB(イリノテカン+TS-1+アバスチン)

最後の戦い(多分) SIRB 21クール終了後の検査結果と治療方針です。
※あまり変化がないので1クール毎のレポートを割愛し、3か月毎のCT/超音波検査を区切りとして記録を残します

 

あらすじ
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2017 直腸がん発覚、手術 Stage3a
2017-18 ゼローダ術後補助化学療法(この時点では完治率70-80%)
2020 肺、リンパ節転移発覚 stage4にレベルUP(この時点で完治率30%)
2020-21 リンパ節手術、術前術後 SOX+bev療法にて一旦寛解
2022 肺、腰椎、リンパ節転移発覚 サイバーナイフにて腰椎とリンパ縮小
2022 肺に複数転移拡大、手術不可のためSIRBにかける(完治率データなし。ほぼゼロ。)
2023 良くも悪くもならないので延々(16か月)続けている →今ここ
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前回は腰痛不安もあったが今回は特段実感できる変化はなし。しかし再発はいつも年末検査で判明するという悪いジンクスもあり、何の根拠もないが緊張してみたり、どうでもよくなったりしながら検査結果を伺いました。

結果、相変わらず変化なし!で一安心。「引き続き抑制できているのでナイスDeath」になります。

と言っても小さくなってるとも言えずなかなか悩ましいところではありますが、前回年末までとりあえずやると言ったので、まずは副作用の強いTS-1を止めてみることにしました。
一般的にはイリノテカンのほうがツライっぽいのですが、私はゲリ(というか肛門痛)がとにかく嫌だし、冬は手荒れや皮膚のダメージもなかなかツラくなるしてTS-1の方がイヤだったのです。これで点滴後1週間以外はまあまあ普通に暮らせそうなのでデカい。まあその分リスクもデカいかもしれんが・・・・

この決断(と言ってもキッチリ抗がん剤を続けているけどね・・・)がどうなるかはもう分からんがこの状況に飽きてきたので前に進めてみる。前?ってどっちだ?ボチボチ死にたいのだろうかオレは。

モデルナはまだかなああああ 株買ってみたけど10%損したぞ。

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定期検診結果:17クール終了 with 検査結果 再再発/転移:SIRB(イリノテカン+TS-1+アバスチン)

最後の戦い(多分) SIRB 17クール終了後の検査結果と治療方針です。

 

あらすじ
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2017 直腸がん発覚、手術 Stage3a
2017-18 ゼローダ術後補助化学療法(この時点では完治率70-80%)
2020 肺、リンパ節転移発覚 stage4にレベルUP(この時点で完治率30%)
2020-21 リンパ節手術、術前術後 SOX+bev療法にて一旦寛解
2022 肺、腰椎、リンパ節転移発覚 サイバーナイフにて腰椎とリンパ縮小
2022 肺に複数転移拡大、手術不可のためSIRBにかける(完治率データなし。ほぼゼロ。)
2023 良くも悪くもならないので延々続けている →今ここ
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実は2週間ほど前から腰痛が悪化しており、今日まで改善せず、腰の腫瘍が悪化しているのではないか、いよいよカウントダウンかと覚悟しての検査でした。

結果、相変わらず変化なし!で一安心。

「引き続き抑制できているのでナイスDeath」になります。Stage4で化学療法は「治す」ものではないので悪化しなければ成功。

減薬したり休薬期間を長めに取ったりしたので3ヶ月ですが3クールと1つ少なくそれもやや心配ではありましたが、目に見える悪化には繋がっていないようです。

これで半年、増えも減りもしないので、医師も腫瘍が死んで固定化されてる説にやや傾いてきている。コレを判断できる検査方法が無いと言うのが現医療の限界。

とりあえずは耐えられない副作用ではないので、年末まで続けることにした。すこし休薬長めにして4週サイクルにしようかと思う。

とにかく粘ってモデルナと楽天メディカルに投資する。

なお、腰が痛いのは整形外科的な問題かも。骨をかばって筋肉に負担とか。この病状だと整体などは対応できないので(下手にやって骨折ったら大惨事だから)、同病院のリハビリに通えないか相談。いまは入院患者のみらしいのだが、外部で難しいのはわかるので次回までに相談しておいてくれるとのこと。(忘れられそうな予感しかない)


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今後の治療方針:12クール終了 with 検査結果 再再発/転移:SIRB(イリノテカン+TS-1+アバスチン)

最後の戦い(多分) SIRB 12クール終了後の検査結果と治療方針です。
※前回、もう止め時が分からんという話になったのでクール毎のレビューはやめました。

あらすじ

                                                                                                                      • -

2017 直腸がん発覚手術 Stage3a
2017-18 ゼローダ術後補助化学療法(この時点では完治率70-80%)
2020 肺、リンパ節転移発覚 stage4にレベルUP(この時点で完治率30%)
2020-21 リンパ節手術、術前術後 SOX+bev療法にて一旦寛解
2022 肺、腰椎、リンパ節転移発覚 サイバーナイフにて腰椎リンパ縮小
2022 肺に複数転移拡大、手術不可のためSIRBにかける
2023 良くも悪くもならないので延々続けている →今ここ

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結果、相変わらず変化なし!でした。少しボヤっと膨らんでる気もしましたが、
このレベルは誤差とのこと。言うならば活性化してるのかも分からん(死骸かもしれん)とのこと。
医学的評価としては「引き続き抑制できているのでナイスDeath」という事にはなります。

結局、Stage4で化学療法は「治す」ものではないというのがほぼ前提なので、悪化しなければ成功なのですよね。

ただまあ、前クールで下痢が厳しくてTS1を抜いたり、白血球が低くてイリノテカンを抜いたりしているし、
TS1は復活したが減量(60g→50g)になったりしているので、薬害に永続的に耐えられるのかというのも疑問。

世の中で、健康に良い食事とか生活習慣とか添加物とか色々言っている中、こんな毒を食らい続けるのであれば
どう考えても相当に寿命を削られるだろう。
どこかで「腫瘍は死んでる」に賭けて化学療法をやめてみる必要があるような気もするし、
一方で目覚ましい科学の進歩にかけて治療を続けて待つというのも現実味がある。

まあ自分で選択する前に迫られるのではないかという気がするので、次回3か月後まで考えないようにします・・・


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今後の治療方針:8クール終了 with 検査結果 再再発/転移:SIRB(イリノテカン+TS-1+アバスチン)

最後の戦い(多分) SIRBの開始、8クール終了後の検査結果です。
腰の痛みが復活してきていたため不安いっぱいでのCTとなりました。

あらすじ

                                                                                                                      • -

2017 直腸がん発覚手術 Stage3a
2017-18 ゼローダ術後補助化学療法(この時点では完治率70-80%)
2020 肺、リンパ節転移発覚 stage4にレベルUP(この時点で完治率30%)
2020-21 リンパ節手術、術前術後 SOX+bev療法にて一旦寛解
2022 肺、腰椎、リンパ節転移発覚 サイバーナイフにて腰椎リンパ縮小
2022 肺に複数転移拡大、手術不可のためSIRBにかける →今ここ

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結果、、、

変化なし!良くも悪くもなってない!
医者に言わせれば「引き続き抑制できているのでナイスDeath」ということらしい。
とは言え腰は痛くなっている。

で、、、、どうするんでしょうかこれは。先生曰く、もうここからはデータはなく個々の臨床の世界なので
さとうさんの判断しかない、とのこと。おいおい突然放り投げてくるな。

前提条件の確認とQAです
・現状、手術や放射線の選択肢はない
・ほかの薬や治療法が全くないわけではない
・現状の抗がん剤治療が最もエビデンスがある(実際効いてる※抑えてる)


Q. 腰が痛いのは進行?
A. 腫瘍が原因かもわかりません、画像的には変わっていないので進行とは言えない。神経側の問題かもしれない。
 でも痛みのコントロールQOL上重要なので我慢せず痛み止めなどうまく使ってください。歩かなくなったりすると衰える。

Q. どういう状況になったら寛解?というか治療停止できる?
A. 白血球が減少しすぎたり、治療のデメリットが上回ったら休んだ方がいいですね
 
Q. そういうネガティブなストップじゃなくて、ポジティブなストップは?
A. 止めれば進行のリスクになるので、副作用に問題ないなら続けたほうが良いです。

Q. 永遠にやれということ?
A. まあ明確な終わりはないですが、バランスですね。ずっと落ち着いてたら止めてみても良いですが、耐性を持つリスクはある。
 現時点であまり想定の話をしても仕方ないかと。治療の選択肢、症状、体調、色々な条件でベストを探っていくしかないと思います。

Q. 腰は変わらないとして、肺が完全に消失しても止められない?
A. 完全に消失。。。は難しいように思いますが、そうだとしても続けるメリットはありますね。どこかにいるヤツがでもデメリットとのバランスです。(まじかよ?)

Q. 腰の腫瘍には抗がん剤は効きにくいという理解だが、ここから転移していくことはあるのか?
A. このように飛んできたモノはそれ自体大きくはなりますが、ここからあちこちに転移というのは基本ないですね。絶対とは言えませんが。
 なので原則これ自体がおとなしくしていればOkで、あとは痛みのコントロールと、骨が折れないように気を付ければ。

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▼今後の治療方針
とりあえずもう4クール、現治療を続けることとしました。
少なくともまだ肺の腫瘍は見えているので、これがほぼなくなるまでは続けます。
終わりが見えない中で毎クールの状況はあまり変わりないと思われるので、状況レポートはやめて、
4クールごとの検査結果ベースで記録していきます。
別の治療など変化があればまたクール毎に記録を残そうと思います。


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再再発/転移:SIRB(イリノテカン+TS-1+アバスチン)開始8クール目

最後の戦い(多分) SIRBの開始、8クール終了の結果.

あらすじ

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2017 直腸がん発覚手術 Stage3a
2017-18 ゼローダ術後補助化学療法(この時点では完治率70-80%)
2020 肺、リンパ節転移発覚 stage4にレベルUP(この時点で完治率30%)
2020-21 リンパ節手術、術前術後 SOX+bev療法にて一旦寛解
2022 肺、腰椎、リンパ節転移発覚 サイバーナイフにて腰椎リンパ縮小
2022 肺に複数転移拡大、手術不可のためSIRBにかける →今ここ

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[前回記事]再再発/転移:SIRB(イリノテカン+TS-1+アバスチン)開始7クール目
mildy.hatenablog.com

3週間サイクル。初日点滴、経口薬2週間後、1週間休薬パターンとなります。発生した副作用毎に、時系列にまとめます。

・吐気(急性)
だいぶ慣れたというか、初日がピークでややツライがあとはまあもう受け入れたという感じ。
3日間は特に胃がキモくて4~6日目あたりがピークにダルい。もうずーっと眠い。

・しゃっくり
また最初の3日にしゃっくり復活。なんなんだ。分からん。

・吐気(継続)
TS-1による継続的な吐き気は相変わらず。とりあえずアルプラゾラムをずっと飲んでるのでよくわからない。
キレるとやや頭痛っぽい感じにもなる。

・下痢と腹痛
ほぼ変わらず。中盤以降はなんかもうずっとお腹はじんわり痛いが、キツメにゲリになったのは1日だけ。
この前日は特に食べ物的変化はなかったと思うので原因はよくわからない。

・鼻血
アバスチンによる鼻血も継続。鼻をかむとだいたい血が出る。ハナクソは鼻血の塊。

・手足症候群
これが何気に蓄積していってキツくなってきている。後半はペットボトルも開けたくない。開けるけど。
まあ季節要因なのかなあ?足の皮がついに割れてしまい歩くと痛い。アロエ軟膏で3日で回復。
次回は保湿剤をもらおう・・・・

・脱毛
もう進んでるのか、孫正義のようにオレが進んでるのかよく分からない。まあいわゆるツルツルにはならなそうだ。

白血球はだいぶ回復して3200。3000台に戻ったのは初めてでは?イリノテカンの休薬が効いたか。
腰痛は治りはしないが悪化もしていない感じ。
一旦キリの8クール目が終了しCT検査を行っているのでその結果と今後の方針について別エントリーに分ける。

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再再発/転移:SIRB(イリノテカン+TS-1+アバスチン)開始7クール目

最後の戦い(多分) SIRBの開始、7クール終了の結果.

あらすじ

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2017 直腸がん発覚手術 Stage3a
2017-18 ゼローダ術後補助化学療法(この時点では完治率70-80%)
2020 肺、リンパ節転移発覚 stage4にレベルUP(この時点で完治率30%)
2020-21 リンパ節手術、術前術後 SOX+bev療法にて一旦寛解
2022 肺、腰椎、リンパ節転移発覚 サイバーナイフにて腰椎リンパ縮小
2022 肺に複数転移拡大、手術不可のためSIRBにかける →今ここ

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[前回記事]再再発/転移:SIRB(イリノテカン+TS-1+アバスチン)開始6クール目
mildy.hatenablog.com


3週間サイクル。初日点滴、経口薬2週間後、1週間休薬パターンとなります。発生した副作用毎に、時系列にまとめます。
今回は年末年始を挟むため1週間休薬期間が追加されました。

・吐気(急性)
血液検査の結果数値は戻ったためイリノテカン復活。1週目やはりダルすぎ。とにかくずっと眠い。7日間はそんな感じ。吐き気は最初の3日くらい。

・しゃっくり
漢方も飲まず、またも発生せず。もう起きないっぽい。何だったのかよくわからず。

・吐気(継続)
TS-1による継続的な吐き気。これも相変わらず。

・下痢と腹痛
中盤以降、TS1の下痢・腹痛(10日目~18日目あたり)、引き続き食べ物は慎重に気を付けたが21日目に半日レベルのゲリ。
21日目でやや油断があり食べすぎたかもしれない。

・鼻血
アバスチンによる鼻血も継続。鼻をかむとだいたい血が出る。1日のみダラダラと鼻血が出た日があったが2時間ほどで落ち着く。

・手足症候群
季節による乾燥も大きいと思うが、だんだん積み重なり悪化。手のひどさにメンタルに来る。

・脱毛
引き続きじりじり進行している気がするが。。。ようわからん。


年明けから腰痛が復活。腰椎の腫瘍が復活したのか一時的な運動不足などによるものか分からない。
腫瘍マーカーは反応なく正常値ではあった。1月末にCT検査を行い経過を見ることに。
腰椎腫瘍の悪化だと絶望に立たされるかも。。。腰痛は実感があるので忘れるのが難しい。メンタルに来る。
健康維持のためにできていない事とすると、あとは早寝早起きだけ。
死ぬまでに読みたい見たいコンテンツも多いので時間は削りたくないが・・・頑張るしかないか。


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再再発/転移:SIRB(イリノテカン+TS-1+アバスチン)開始6クール目

最後の戦い(多分) SIRBの開始、6クール終了の結果.

あらすじ

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2017 直腸がん発覚手術 Stage3a
2017-18 ゼローダ術後補助化学療法(この時点では完治率70-80%)
2020 肺、リンパ節転移発覚 stage4にレベルUP(この時点で完治率30%)
2020-21 リンパ節手術、術前術後 SOX+bev療法にて一旦寛解
2022 肺、腰椎、リンパ節転移発覚 サイバーナイフにて腰椎リンパ縮小
2022 肺に複数転移拡大、手術不可のためSIRBにかける →今ここ

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[前回記事]再再発/転移:SIRB(イリノテカン+TS-1+アバスチン)開始5クール目
mildy.hatenablog.com


3週間サイクル。初日点滴、経口薬2週間後、1週間休薬パターンとなります。発生した副作用毎に、時系列にまとめます。

・吐気(急性)
イリノテカン休薬のため、1週目の副作用はあまりない状況で過ごす。とはいえ思ったよりラクという感じではなかった。
エスワンの名残なのかアバスチンなのか分からないがそれなりにはダルさが残っている感じ。とは言えもちろんラクだったかと思う。

・しゃっくり
漢方も飲まず、ほぼ発生せず。イリノテカンなのか?

・吐気(継続)
TS-1による継続的な吐き気。これも相変わらず。

・下痢と腹痛
中盤以降、TS1の下痢・腹痛(10日目~18日目あたり)、引き続き食べ物は慎重に気を付けて大きな下痢はなし。
もちろん調子は悪いがまあやりすごした。

・鼻血
アバスチンによる鼻血も継続。鼻をかむとだいたい血が出る。ダラダラ出ることはない。

・手足症候群
冬になり乾燥も手伝って悪化し続ける。足の皮がボロボロ剥ける。最終数日はお湯が痛い。指紋はほぼ認証しない。

・脱毛
じりじり進行。見た目がどうこうというよりも頭が寒い。家でも帽子かぶってる。

・微熱
今回は出なかった。

今回はイリノテカン抜きなので1週目はラクだったと思われる。まあ一時の休息か。抜いたこと対して治療に影響がなければいいけども。
とりあえず終了後の検査では白血球が2700まで戻っていたので7クール目はまたイリノテカン復活できた。
イリノテカンが使えない分、とてもラクだという状況ではないのでメリット・デメリットで言うとそれほどなかった印象なのでフルで出来る方が良い。

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再再発/転移:SIRB(イリノテカン+TS-1+アバスチン)開始5クール目

最後の戦い(多分) SIRBの開始、5クール終了の結果.

あらすじ

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2017 直腸がん発覚手術 Stage3a
2017-18 ゼローダ術後補助化学療法(この時点では完治率70-80%)
2020 肺、リンパ節転移発覚 stage4にレベルUP(この時点で完治率30%)
2020-21 リンパ節手術、術前術後 SOX+bev療法にて一旦寛解
2022 肺、腰椎、リンパ節転移発覚 サイバーナイフにて腰椎リンパ縮小
2022 肺に複数転移拡大、手術不可のためSIRBにかける →今ここ

                                                                                                                      • -

[前回記事]再再発/転移:SIRB(イリノテカン+TS-1+アバスチン)開始4クール目
mildy.hatenablog.com

3週間サイクル。初日点滴、経口薬2週間後、1週間休薬パターンとなります。発生した副作用毎に、時系列にまとめます。

・吐気(急性)
アルプラゾラムを早めに摂取して臨む。前回ほどの吐き気は来ず、前々回通りに戻った感じ。これくらいでなんとか凌ぎたい。
しゃっくりがほぼでなくて助かる。引き続き3日目~6日目あたりに強いダルサが来る。

・しゃっくり
芍薬甘草湯の定期飲みのせいか?ほとんど気にならないレベルになった。動悸薬を抜いたからじゃないかという気もしてきた。

・吐気(継続)
TS-1による継続的な吐き気。これも相変わらず。ずっと続く。ほぼ最終日まで残ってたのでTS-1との相性はあまりよくないんだろうなと思う。

・下痢と腹痛
イリノテカン的な下痢は引き続きなし。
中盤以降、TS1の下痢・腹痛(10日目~18日目あたり)、前回一発大きいのをやられたので食べ物は慎重に気を付けた。
まあいつもの感じで大きいのはなくやりすごせた。

・鼻血
アバスチンによる鼻血が出てきた。これはまあ対して実害もないので無視。

・手足症候群
乾燥も手伝ってボロボロしてきた。最終数日はお湯が痛い。指紋はほぼ認証しない。

・脱毛
ショートにカットしてみたところ、抜け毛が明らかに進行してきたことが判明・・・まあいいやこれは。

・微熱
今回は出なかった。

5クール目と大きく変わりないが比較的落ち着いて終了。
しかし熱が出なかったことと関係があるのか白血球が2100と落ち込む。6クール目はイリノテカン抜きという判断になった。
フルでできないのは残念だが大きな影響はないものとして継続していきたい。


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再再発/転移:SIRB(イリノテカン+TS-1+アバスチン)開始4クール目

最後の戦い(多分) SIRBの開始、4クール終了の結果.

あらすじ

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2017 直腸がん発覚手術 Stage3a
2017-18 ゼローダ術後補助化学療法(この時点では完治率70-80%)
2020 肺、リンパ節転移発覚 stage4にレベルUP(この時点で完治率30%)
2020-21 リンパ節手術、術前術後 SOX+bev療法にて一旦寛解
2022 肺、腰椎、リンパ節転移発覚 サイバーナイフにて腰椎リンパ縮小
2022 肺に複数転移拡大、手術不可のためSIRBにかける →今ここ

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[前回記事]4クール終了直前の途中検査結果 [超重要]はこちら
mildy.hatenablog.com

[前々回記事]第3クール終了後はこちら
mildy.hatenablog.com

こちらは副作用日記なので前々回の3クール目終了からの継続記事とした流れを汲みます。
3週間サイクル。初日点滴、経口薬2週間後、1週間休薬パターンとなります。発生した副作用毎に、時系列にまとめます。

・吐気(急性)
3週目の微熱と体調不良を引きずっていたせいか、点滴中に過去最大の吐き気を催す。やや血の気が引く感じ。看護師にに伝えビニ袋スタンバイするがギリギリセーフ。
いつもアルプラゾラムを途中で追加しているが今回はイリノテカン開始同時だったので少し効き目が遅かったかも。
少し休んだら回復したので次回は早めに飲んでみる。イメンド、アルプラは飲んでいてステロイドも点滴に含まれているという事でこれ以上は吐き気止めはなさそう。
2日目の以降の吐き気はそれほど変わらず。芍薬甘草湯の効きが良かった気がするのでイメンドもきっちり飲んでみた。あまり感覚的には大差ない。
やはり意外と4日目~6日目あたりのダルサが異常。2~3日目は案外そうでもない。まあ寝ちゃうけど。

・しゃっくり
芍薬甘草湯を頓服ではなくきっちり3回食間に飲んでみたら、かなり効き目があった。甘くてマズイので飲みたくないがこれは大きな進歩である。やってみるもんだ。たまたまかもしれんけど。

・吐気(継続)
TS-1による継続的な吐き気。これも相変わらず。ずっと続く。ほぼ最終日まで残ってたのでTS-1との相性はあまりよくないんだろうなと思う。

・下痢と腹痛
イリノテカン的な下痢は引き続きなし。看護師によるとイリノテカンの最終代謝物が腸にたまるのでやはり1週目に便秘なのは良くないとのこと。
比較的多めに食物繊維やヨーグルトなど取るように心がけ、便秘気味は解消した。まあでも体感的に毒素が出ているとかはほぼ感じない。ダルイし。
中盤以降、TS1の下痢・腹痛(10日目~18日目あたり)は相変わらずだがややマシになってきていた。
と思って調子に乗って、お惣菜の油が酸化してそうなテンプラ食った翌日にハイレベルな腹痛とやや下痢&頻便、15回くらいトイレ行ってスーパー肛門痛を食らった。
下痢止めを飲みに行く隙間もないくらい。8時くらいから続きちょくちょく朝食をとりようやく12時ごろ下痢止めが飲め、14時くらいで収まる。
いやはや油断はならない。この期間の食事はマジ気を付ける。反省。

・鼻血
アバスチンによる鼻血が出てきた。これはまあ対して実害もないので無視。

・手足症候群
乾燥も手伝ってボロボロしてきた。最終数日はお湯が痛い。指紋はほぼ認証しない。

・脱毛
抜け毛も進行してきた感があるが、やや髪が伸びてきたから目立つのかもということで近々またベリーショートにしに行く。

・微熱
またもや3週目がずっと37度程度の微熱が続いた。ダルイまじで。解熱剤飲むほどじゃないんだけど頭痛を伴う日は飲んじゃってラクになった。
以前も最終週に風邪症状が出ることはあり、そういうことかなあという感じ。鼻水や軽く咳も出るのでそういう事かな。
なぜかこれが点滴を打つとそれどころじゃなくなって熱下がるの不思議。

1,2、3クール目と大きく変わりなく終了。
蕁麻疹→微熱が定着してするのかが要注目。次回も続くならカロナールみたいな軽い解熱剤をもらおうかなあ。
検査が良かったのでモチベーションはアップ。最後の戦いにはならないかもしれない。期待感。
やや炎症(CRP)が高かったのでやはり軽い風邪なのだろうか。医師的には基準値を少しだけ超えているだけなので感染症じゃないでしょう。白血球は高め3700をキープ。微熱のおかげなのかもしれない。

抗がん剤生活に慣れてきてはいるが、まあダルイし寝ちゃうしで仕事のパフォーマンスは悪すぎ。絶対昇給ないなこれは。下がるのも覚悟だわ。転職なんかできるわけないのわかってるだろうし受けるしかない。
英会話レッスンを続けているだけエライのではないか。と自分を甘やかしておく。
昼間や夕方落ちてしまうからというのもあるが、相変わらずナイトオウルが治せない。ほぼ2時まで寝ない。本当にやれること全部やる気なら早寝早起きにはチャンジせねば。


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再再発/転移:SIRB(イリノテカン+TS-1+アバスチン)4クール終了直前の途中検査結果 [超重要]

最後の戦い(多分) SIRBの開始、4クール終了直前の途中効果測定用の検査結果です
この療法が効いてなければマジマンジ、Count down to Death. なので超重要。ひたすら祈る。

あらすじ

                                                                                                                      • -

2017 直腸がん発覚手術 Stage3a
2017-18 ゼローダ術後補助化学療法(この時点では完治率70-80%)
2020 肺、リンパ節転移発覚 stage4にレベルUP(この時点で完治率30%)
2020-21 リンパ節手術、術前術後 SOX+bev療法にて一旦寛解
2022 肺、腰椎、リンパ節転移発覚 サイバーナイフにて腰椎リンパ縮小
2022 肺に複数転移拡大、手術不可のためSIRBにかける →今ここ

                                                                                                                      • -

[前回記事]第3クール終了後はこちら
mildy.hatenablog.com

単純CT(アレルギーで造影剤が使えないので)、超音波検査、血液検査による今療法効果の検証です。
正直、超緊張しました。

早速ズバリ言うわよ!!!

良好 Death!!


ああ、香川風に言ってしまいましたがDeathは「です」。です普通に。

・単純CT
元が主要サイズが小さいので大きな変化は見られないが3~4個あるうちの大き目2つは明らかに薄くなっている。ほかに転移増大も見られません。

・超音波
肝臓、その他臓器や腹膜ももOKでした。転移見られません。

・血液検査
腫瘍マーカーが正常値範囲まで戻りましたね。これは効いてると言ってよいでしょう。放射線と同様、腫瘍サイズが目に見えて小さくなるのは時間がかかる(瘢痕が残る)ので
重要なのはこの中身の活性度なんですがそれが正常値まで下がってるのはスゴイです。このまま続けたいですが、イケますか?


イクイクイク~ 昇天。
ということで、大きな関門を突破。じつは腰の痛みも軽減してきたので、少し良い予感はあった。
予定通りもう4クールは絶対。瘢痕が残ってたらもう4クール少し減量して追加するかも。
とにかく寛解にもっていけばまた1年くらいは普通の生活が送れる可能性があるので、ここはやり切りたい!


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再再発/転移:SIRB(イリノテカン+TS-1+アバスチン)開始3クール目

最後の戦い(多分) SIRBの開始、3クール終了の結果.

あらすじ

                                                                                                                      • -

2017 直腸がん発覚手術 Stage3a
2017-18 ゼローダ術後補助化学療法(この時点では完治率70-80%)
2020 肺、リンパ節転移発覚 stage4にレベルUP(この時点で完治率30%)
2020-21 リンパ節手術、術前術後 SOX+bev療法にて一旦寛解
2022 肺、腰椎、リンパ節転移発覚 サイバーナイフにて腰椎リンパ縮小
2022 肺に複数転移拡大、手術不可のためSIRBにかける →今ここ

                                                                                                                      • -

第2クール終了後はこちら
mildy.hatenablog.com

3週間サイクル。初日点滴、経口薬2週間後、1週間休薬パターンとなります。発生した副作用毎に、時系列にまとめます。

・点滴中の動悸
医師に相談、急性下痢予防対策のクスリ(名前忘れた)を抜いてもらい動悸発生せず。下痢もなく一件落着。

・吐気(急性)
変わらず。追加のステロイド効果(3日分)は感じる。逆にその後の数日が異常にダルかった気もするが、どうだろう。
またイメンドを抜いてみたが耐えられるので、イメンドよりステロイドアルプラゾラムが効いてる気がする。

・しゃっくり
引き続き点滴から3~4日発生。コレ厳しいけど実際吐くわけじゃないので耐えるしかない。イメンド抜きについて医師に相談したが、おそらく関係ないでしょうとのこと。
それより吐き気をしっかり抑えておいた方が良いと思うとの話。まあわからんでもない。芍薬甘草湯は引き続き気休め程度にいただく。

・吐気(継続)
TS-1による継続的な吐き気。これも相変わらず。ずっと続く。ほぼ最終日まで残ってたのでTS-1との相性はあまりよくないんだろうなと思う。

・下痢と腹痛
イリノテカン的な下痢は引き続きなしが発生せず。これはもう大丈夫そう。なんならやや便秘気味で、毒素が出ていかないので食物繊維積極摂取。
中盤以降、TS1の下痢・腹痛は相変わらずだが、前回よりマシだった。出もしないのに無意味に痛い日が少なかった。

・鼻血
アバスチンによる鼻血はまだナシ。

・手足症候群
乾燥も手伝ってボロボロしてきた。最終数日はお湯が痛い。指紋はほぼ認証しない。

・脱毛
抜け毛がやや多いという程度で、ハッキリとは来ない。まあでも普通ではない程度には抜けてきた感じはする。リモートでもわかるくらいには。

・微熱
蕁麻疹は出なかったが、3週目がずっと37度程度の微熱が続いた。案外これはダルかった。
以前も最終週に風邪症状が出ることはあり、そういうことかなあという感じ。


1,2クール目と大きく変わりなく終了。蕁麻疹→微熱が変わった点。個人的には蕁麻疹の方が怖い感じはするので良いかなあ。
血液検査的にも炎症(CRP)が高いわけでもなく白血球は改善していたので、感染症など大きな問題はないが、高熱になるようならすぐ相談とのことで終了。
次回4クール目終了ごろにCT&超音波撮影予定。効いてるかどうか運命の診断である。祈るしかない。

総じて抗がん剤生活に慣れ始めた感はある。オキサリプラチンのような最初にガツンとくる痛みはないものの、ダルさはこちらが強い。
気を抜くと無意識に落ちてたりするし、胃がキモいのと味覚が変なのは3週目まで引っ張る感じ。ピークがないが良い日もない、という感じでどちらが良いのか分からんが選べるわけでもないから結局耐えて祈るだけ。



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再再発/転移:SIRB(イリノテカン+TS-1+アバスチン)開始2クール目

最後の戦い(多分) SIRBの開始、2クール終了の結果.

おさらいでざっと流れを書いておきます。

                                                                                                                      • -

2017 直腸がん発覚手術 Stage3a
2017-18 ゼローダ術後補助化学療法(この時点では完治率70-80%)
2020 肺、リンパ節転移発覚 stage4にレベルUP(この時点で完治率30%)
2020-21 リンパ節手術、術前術後 SOX+bev療法にて一旦寛解
2022 肺、腰椎、リンパ節転移発覚 サイバーナイフにて腰椎リンパ縮小
2022 肺に複数転移拡大、手術不可のためSIRBにかける →今ここ

                                                                                                                      • -

第1クール終了後はこちら
mildy.hatenablog.com

3週間サイクル。初日点滴、経口薬2週間後、1週間休薬パターンとなります。発生した副作用毎に、時系列にまとめます。

・点滴中の動悸
またも動悸15分程度で収まる。緊張ではなさそう。急性下痢予防対策のクスリがやはり原因っぼい。今のところイリノテカンの下痢は来てないので次回は医師に相談してみる。

・吐気(急性)
追加のステロイドが多少効いた気がする。ダルさや眠さはどうしようもないがミーティングなどの間は多少元気があったのではないか。
なので、イメンドの3日目をこっそり抜いてシャックリが減るがチャレンジしてみた。多少のキモさはもうどうしようもないので耐えるしかない。

・しゃっくり
やっぱりコレが何気に厳しい、結構精神的にクル。追加してもらった芍薬甘草湯は気休め程度かなあ。。。という感じ。イメンドを1日止めたのもあり、1回目よりはマシだった気がする。次回主治医に相談。

・吐気(継続)
TS-1による継続的な吐き気。これは相変わらず、波があるが最初の1週間くらいはダルさも加わりピーク。あとはアルプラゾラムでなんとか耐えられるレベル。
キレてくると明らかにテンションは落ちるが、1日に1~2時間かける3回くらいは気にならない時間帯がある感じ。

・下痢と腹痛
引きつづきイリノテカン最大の脅威の下痢が発生せず。本当に助かっている。やはりやや便秘気味なので下痢を恐れずいつものケフィアなど全部復活してみた。
それでもやや便秘気味だが全然OKである。TS1の下痢・腹痛は相変わらず。10日~20日あたりはブルーであるが、毎日ではないし数時間で収まることが多い。

・鼻血
アバスチンによる鼻血はまだナシ。

・手足症候群
黒ずみきっかり。娘に突っ込まれるがサラっと笑って説明する。不思議だよねーとか言って。最終日足裏に痛みも出てきた。指紋認証精度がだんだん落ちる。

・脱毛
2クール目にはクルクル言われていたがまだ来ない。まあ多少薄くなっている気がするけど加齢ハゲが進んだくらいのレベル。中途半端だ。

・蕁麻疹
3週目に謎の蕁麻疹。オキサリプラチンの時もあったが、じわじわ広がってきたので病院に相談。それほど痒くもなく、薬物性アレルギー反応ではないだろうとのことで
市販のアレジオンでとりあえず様子見。1週間くらいで改善された。

総合的にみると、「下痢がない」がほぼ確定で、さらに脱毛も明確には始まらない。思い切り肩透かしであるが、逆にこれ効いてるの?という不安感ができてた。
下痢はまだしも活動的な細胞を障害する=脱毛と理解していたので、代謝がうまくいかず障害できていない?という不安。白血球は落ちてるけどね・・・

1クール目を経て講じた対策(しゃっくり・吐き気強め)は明確な効果はないが、しゃっくりが少し抑えられたかな程度。ダルいのはかなり強いがまあもう仕方ない。
今年の仕事の評価(成果)が下がるのは甘んじて受け入れるしかなさそうだ。ムリしたくても脳が働いてない。生産性も異常に低い。
休日元気だったからと潰す気にもなれない。家族との時間も大切だし、ハウスホールド的な仕事だって滞っているから全部はムリだ。
コレで変わらぬ給料もらっているだけでもありがたいし報いなければならないので、他人の仕事を遅らせるようなことだけは絶対にしないよう頑張る。



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再再発/転移:SIRB(イリノテカン+TS-1+アバスチン)開始1クール目

最後の戦いか。ついにSIRBの開始、1クール目の結果を残す。

おさらいでざっと流れを書いておきます。
------------------------------------------------------------
2017 直腸がん発覚手術 Stage3a
2017-18 ゼローダ術後補助化学療法(この時点では完治率70-80%)
2020 肺、リンパ節転移発覚 stage4にレベルUP(この時点で完治率30%)
2020-21 リンパ節手術、術前術後 SOX+bev療法にて一旦寛解
2022 肺、腰椎、リンパ節転移発覚 サイバーナイフにて腰椎リンパ縮小
2022 肺に複数転移拡大、手術不可のためSIRBにかける →今ここ
------------------------------------------------------------

というわけで、肺が手術/放射線が不可能なためこれに負けると終わりというところに追い詰められているのが現実。しかし、肺についてはかつて抗がん剤のみで寛解に持ち込んでいるため、個人的にはまだ勝ち目はありと踏んでおります。

 

3週間サイクル。初日点滴、経口薬2週間後、1週間休薬パターンとなります。発生した副作用毎に、時系列にまとめます。基本的に前回のオキサリプラチンがイリノテカンに変わっただけなので、主にはそこが注意ポイントにはなります。

  • 点滴中の動悸

これは久々で緊張してんのかと思いましたが、イリノテカンの急性下痢予防で入れている薬の副作業ではないかとのこと。15分程度で収まったので、下痢を防げるならまあヨシとする。毎回だとちょっと萎えるかも。アレルギーでなければ良いのだけど・・・・

  • 吐気(急性)

個人差があるがオキサリと同じレベルと聞いていましたが、オキサリよりキツメでした。
3日間のイメンドとアルプラゾラムだけでは1週間は吐き気が続く。実際吐かずには済んでいるが胃酸のこみ上げや、しょっちゅう唾を吐くなどが続く。在宅でなければムリ。
あと、最初の1週間は異常にダルいのでしょっちゅうダウンして小一時間寝てました。
また、食欲は大分落ちるというか、胃が空くのもつらいので食べるんだけど、食べたあとも気持ち悪いくて食べる行為が嫌いになる。でも実際の量としては80%くらいは食べられている。
案外しょっぱいモノとか揚げ物とかニンニクとかも食べられるけど、食後がキモイ。口が欲するものと胃が欲っするモノが違う感じで、チョイスが微妙にムズいです。寿司とラーメンは堅い。

  • しゃっくり

これはオキサリの副作用だと思っていたけど、またも発生。イメンドが怪しい。最初から4日続いたのだけど、まあ眠りを妨げるし、人と話しにくいし、吐き気を促進するし、疲れるし、何気に厄介や副作用です。深刻ではないがQOLには大きな影響。

  • 吐気(継続)

TS-1による継続的な吐き気。これはもう仕方ないが、イリノテカンの吐き気が1週間くらい続き、その後TS-1の吐き気が続いて出てくるという感じで、間髪がない。アルプラゾラム頼りで1日数時間は頭が動くかなあという感じですね。まあでもイリノテカンがキツイのでこちらはもはやラクに感じてきましたよ・・・頭痛持ちの人とかは日常がもうこんな感じだろうなあみたいな。

  • 下痢と腹痛

なんと、イリノテカン最大の脅威だった副作用の「下痢が発生しなかった」のです。これとの闘いに勝てるのか、どれくらい抑えられるかが最大の焦点だったのに、まったくなし。なんならやや便秘気味なくらい。これは本当にラッキーでした。
TS1の下痢は相変わらずですが、前回の流れで1ランク減量してもらっているのでまあ1週間くらい腹痛が続いて、下痢も2~3回程度とそれほどは困りません。まあ在宅だからだけどね・・・・

  • 鼻血

アバスチンによる鼻血はまだナシ。これから出てくるかな?

  • 手足症候群

早くも至るところに黒ずみが出始めてますが、こんなんもうどうでもいい。まだ痛みは出ていない。

  • 脱毛

さっぱりベリーショートにしちゃったせいかよくわからないけど、まだ抜けてないんじゃないかな。なんなら伸びてきちゃってるから。

 

と言うわけで総合的にみると、「下痢がなかった」がとにかくとにかく大きくて、もう続けるしかないという状態になっています。


1クール目終了後の診察では大きな問題なしで継続。白血球は下がって2500。うーんなかなかギリね。さすがにダルイわけだわ。
吐き気が強かった分はデカドロンを追加して様子見。しゃっくり対策は芍薬甘草湯を一応もらったけどコントミン同様効かなそうな気がする。イメンドが怪しいのでデカドロンが効くならイメンドを止めてしゃっくりを抑えたほうが楽な気がする。。。。ので試してみようかと思っています。

とにかくこのまま下痢が起きない事を祈りつつ、第2クール目へ。



 

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再再発/転移:サイバーナイフ 定位放射線治療 6か月後結果

サイバーナイフ終了後、6か月が経過。

その間2か月は毎月腫瘍マーカーのみ検査していたが、前回やや高めに出たものの様子見としての今回。

正直腰の調子は良くも悪くも波もあってよくわからない。明確どちらかには行ってないことは言える。まあ良くならない以上は効いてないとしか思えないので腫瘍マーカーも覚悟の上での検査&診察。

結果、、、やはり腫瘍マーカーが異常値へ上昇。厳しい。
恐らく腰の腫瘍がまた動き出したのではないかと思われるが、医師としてはCTを見てみないとなんとも言えない、という事で後日CT検査となりました。

まあ完全に敗北モードである。最初にガンにり患してから5年、腫瘍マーカーが反応し始めたのは腰骨に転移してからであることから、骨のガンが成分を出しやすいのであろうことはほぼ明白である。
ということは、腰骨への放射線は一時的な抑制に留まり効果はなかったという結果になる。腰骨には抗がん剤は効きにくいが手術もできない、となるとまさに打つ手なしのThe End。二度とボールも蹴られないだろう。。。。

 

と、軽く鬱気味のなか、1週間後、CT検査の結果を聞きに再通院。

結果、、、、、
放射線を当てた腰骨とリンパ節は「縮小ないし維持」という意外な結果。
腫瘍マーカー上昇の問題は別にあり、肺に数か所転移が一気に広がってしまっているためだとのことであった。。。
これでは放射線治療は手術は適用外です、抗がん剤しかありません。主治医はやや深刻そうである。

しかし私はこう考えていた。
腰は「打つ手なし」よりよくない?

そう、複数個所転移がある時点でどうせ抗がん剤はやらざるを得ない感じであった。ほかにも散らばっている可能性は超高いからである。
肺がんならいくらあっても抗がん剤で消せる可能性ありじゃん。前回も消せたし。

そんな思考回路に沿って、今後の見通しや治療方針について色々質疑応答を繰り返しました。かなりぐちゃぐちゃに行ったり来たりしたので結果を書いていきます。

<腰転移ガン>
放射線が効いたということはだんだんと縮小してもとに戻り痛みもなくなり運動もできるようになるのか?と期待されましたが、、、おそらくNOで、このまま動かないだろうとのこと。骨の再生は難しく一生激しい運動はできない可能性高いそうです。できないというか圧迫骨折のリスク大。
サッカー小僧としては、これは中々のショックでした。またボールが蹴られるようになるのを目標としていたので早くも心を折られます。。。

<治療方針>
これ勝ち目ありじゃんね?と思いましたが、医師的には腫瘍マーカーが高まるレベルでの数か所転移はリスク高いと見ているようです。確かに前回の肺ガンでは腫瘍マーカーは上がらなかったから、前回より全然勢いが強いとは言えそう。
そして、抗がん剤は副作用がだいたい読めている前回同様のオキサリプラチンを希望したものの、一転「使えない」とのこと。
うーん?前回までソレモアリみたいな感じだったのになあ。。。いちいち患者とのやりとり詳細把握してないのは仕方ないとは思うのだけど、なんか意見が変わるんだよねこの主治医。
とまあ、グチはさておき、とにかく私は直腸が短いため「下痢」が最も厳しい副作用であり、最初からイリノテカンはイヤだとずって避けてきた。それを力説してみたもののまあ当然医師に論破されました。
・オキサリプラチンは使えてもあと数回で、結局はイリノテカンを使わざるを得なくなるから、副作用を理解して対策を打って慣れていった方が良い
・蓄積してどんどん深刻になる可能性あり、神経障害で腰の痛みも増えるかも。アナフィラキシーショックを起こすことも珍しくない。
・イリノテカンは蓄積せず終わって回復すればいくらでも使えるので、効く以上は使い続けられる
・下痢も全員ではなく半分程度。脱毛以外の副作用がほとんどない人もいて、1年以上ずっと打ちながら元気に暮らしていることもある
・副作用をコントロールできれば非常に優秀な薬剤でこれを使わないという手は考えられない。まだ可能性があるのにもったいなさすぎる。

ええ、まあ、おっしゃる通りですよね。
客観的に考え、試しもしないでイヤだという筋はないという事は自明でございましたので承諾して帰宅しました。来週から抗がん剤スタートです。
SIRB(イリノテカン、TS-1、アバスチン)というらしいです。

帰宅後すぐ、薬剤師の妹に報告。勝手に「打つ手なしよりよくない?」を伝えるが、
骨ガンは大きくなってもQOLへは影響するが命に直接影響がない。一方、肺は超重要臓器であり、もし抗がん剤が効かなかったら・・というリスクを考えると医師にとって深刻さは高いだろうとのこと。
確かに。。。。となるとこれは、”最終章スタート”なのかもしれないという事ね。

どちらにしてもこれは最後の大勝負かもしれない。どっちの意味での最終章なのか。このブログの結論は何エンドなのか。すべてこの薬物にかかっていると。。。
多少の下痢は耐えるしかなさそうである。

脱毛は必須。。という事で同僚にも広く伝える必要がありそう。
ベリーショートにして夢だった金髪のウィッグを買おうと思っています。

 

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再再発/転移:サイバーナイフ 定位放射線治療 終了3か月後結果

サイバーナイフ終了後、3か月が経過。
ついに治療の効果判定結果を聞く日がやってきてしまいました。
3日前にCT、超音波、血液検査を終えておりあとは結果を聞くだけ。

その前にざっくりここまでの状態について。
前回記したように放射線受けた1週間後では痛みの緩和はなく、なんならやや増してるくらいの印象でした。
それがだんだんと・・・・減ることはなく、結局痛いまま。。。
恐らく運動できないこともあり通常の腰痛も重なったりして波があるので進退はよくわからないのだが、問題なく歩けるのはせいぜい10分程度。
それくらいで一旦座ったりしゃがんで休まないと厳しい。

去年はそういう日もあったが何もなく1時間くらいフラフラ歩いてたりして問題ない日がほとんどだった。比べれば明らかに悪化している。
放射線が効いてガンが縮小すればこの結果を聞く日までには痛みが緩和しているのだろうと思っていたので、聞く前からほとんど悪い結果だと分かっている状態での診察であった。

くよくよしても仕方ないので今後どうするのかという話で、事前に可能性を調べていた。
骨転移には抗がん剤は効きづらい&手術もできない、という事だったので、一番怖いのは抗がん剤で全体を抑えられても腰椎だけ進んで半身不随になることだ。圧倒的にQOLが下がるしそうなると死期も早まるように思う。何かしら別の手段はないのかと探して可能性がありそうと思ったのが以下2つ。
- 免疫療法の治験
- 量子線治療の保険適用(今月から)
両方とも条件があるのでクリアできるのか主治医に相談が要るが、少しでも可能性は探っていきたい。

ーーーーー

放射線が効いてないとしたら、逆に3か月間全く治療しなかったとも言える。
他にも転移/進行している可能性は低くない。
効いてりゃ最高だし、どちらにしても大きな結果に転ぶ可能性があったので「友情は喜びを二倍にし,悲しみを半分にする」という言葉に従い、5年ぶりに妻に一緒に来てもらった。

主治医に呼ばれる。
どうですか?調子は。といつもの感じ。
正直に、「状態が悪いので結果には全く期待していない、次の治療をどうしようかと考えてきました。」と告げる。

そうですか・・・主治医はいつもの通り淡々と画像を比較で見せてくる。
「この腰椎の部分ですね・・・まあすこーし大きいか、ほぼ同じな感じですかね。リンパもほぼ同じ感じです。肺もすこーし濃くなってますかね。でも1cmもないです。」
「。。。まあ放射線は効いてないってことですよね・・・」
「・・・うーん一概に言えないですね。やってなければもっと進行してたかもしれない。実は腫瘍マーカーが正常値に戻ってるんですよ。なので縮小はしていないが中の悪性細胞数は減っている可能性あります」

なんと。。。まだ希望の光がある!!!
(っていうか、前回腫瘍マーカーの数字悪かったって聞いてないんですが。)

あとは細かいやりとりになるので箇条書きで結果を書いていきます。
- 放射線が効いて肺までやっつけるという最高の案は不成立
- 量子線治療は効果が十分期待できないのと局所療法として今は勧めない
- 腰の放射線が効いていたとしても肺へ当てることは局所療法なので勧めない。肺炎のリスクもある(これは前回と話違う・・) 
- 免疫療法治験の対象者ではなかった
- 全身にがん細胞があると考えるべき状況なので抗がん剤が王道
- 腰腫瘍は脊髄の逆側にあるので骨が折れない限り圧迫するリスクは低い

上記含めて今後の方針:
現状取るべき治療は抗がん剤治療で全身の癌細胞を抑えること、肺の腫瘍縮小がベンチマークで、腰椎は効きが悪いかもしれないが進行を抑える。ということ。
ただ、放射線効果はまだ判定がつかないし肺も小さすぎて積極的治療が必要な状況でもない。抗がん剤はダメージも大きいし時間を空けてやる必要があるのでもっと待ってからでも良い。どっちの考えもあるので正解はない。
とりあえず放射線の効果も見定めながら腫瘍マーカーを見て判断していくことになりました。

やはり前回の主治医の楽観目なテンションはちょっと珍しかったかなあ・・・抗がん剤は王道だけどダメージ大きいので、ダメージ少ない放射線モグラ叩きはアリと言っていて、個人的にはその方が負担が少なくてよかったのだけど。

というわけでまたもやモラトリアム継続。しかし腰の痛みという実感と運動ができないという実害がある以上、精神的にはやや追い詰められている感じがする。

 

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