2020.2月から始まった治療、
・SOX+bev 1-4クール
・リンパ節転移郭清手術
・SOX+bev 5-8クール
・SOX+bev 9-12クール
まで終えました。
残りは肺転移腫瘍ですが前回の方針でもし消失してたらそれで寛解があり得るかもという話でした。果たして検査結果と今後の方針はいかに!
【前回】
検査結果、、、
・転移なし!
・肺腫瘍がさらに半分に!
前回の流れからするとほぼ最高の結果。まずは進行していないという事で胸をなでおろす。すくなくとも命が着実に延びた。
そして前回でも小さすぎて切れないと言われたくらいだから当然これで切れるわけがない。主治医が事前に放射専医に確認してくれていたが、放射線でもやはり1cm程度はないと小さすぎて健康部位に当たってしまうのでできないとのこと。
では”育てる”しかないですかね・・・
と言ったところ、主治医から珍しく楽観的発言が。
「ここまでいくと、もう瘢痕の可能性高いですね。腫瘍だと言い切れない感じです。傷跡というか、これはずっと消えずに残るかもしれない。」
「経験上の見立てでしかないですが、抗がん剤止めてた時期も大きくならなかったし、経過を見る限り、あまり広がらないタイプかと。」
そうなのか。すばらしい。
「なのでこれで経過観察に入ってもあまり心配いらないでしょう。3か月後に見て大きくなってなかったら多分死んでいて、瘢痕です。もし大きくなっていたら手術かサイバーナイフを検討しませんか。」
「サイバーナイフはかなり侵襲が少なく、このようにピンポイントの腫瘍にすごくマッチしたものだと思うので、是非検討してみてください」
グレイト!
現時点でほぼ最高の進捗でしょう。
もちろん、ステージ4の完治は30%であるのが現実。固形がんが抗がん剤だけで殺せるという事はかなりレアなことだし、これで終わりの可能性は低い。
ただ、大きくなることを前提としても手術以外の選択肢の提示。入院いらずだとコロナの影響も受けずらそうだし。何しろ肺が残せるのは大きい。
という事でホクホクして帰ってきました。家族でケーキでお祝い。
少なくとも3か月は治ったつもりで楽観的に人生を楽しめそうです。
ところで、もしこれで寛解という結果になったとしたら、あの頑固そうなベテラン呼吸器外科医が正しかったという事になるのか・・・
主治医を頼って信じ切ってきたけど、複数の医者が関わる事でセカンドオピニオン的な効果が得られたことはやはり価値がある。ベテラン呼吸器外科にも感謝だ。