40代直腸がん 治療と療養と生活の記録

42歳で直腸がんの診断 ステージ3a→ 2.5年後再発によりステージ 4へ。生活習慣や食事の見直しでガンを育てない身体作りをし、生まれてくる子供が1人前なるまで見届ける。あと10年生きる!

SOX+bev療法6クール目

 

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6クール目を終わっての診察 

血液状況はギリセーフライン(白血球2500~3000 好中球50%以上)

肝臓の数値が軒並み悪化が続く
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 6クール目、5クール目と状況が変わらないものは割愛します

 

-点滴中のトラブル

血管が取りづらくなっている。一発目、落ちているが逆血がないという事で様子見ながらにしましょう、となったがこれが血管痛対策のヒントになる。

 

-血管痛
オキサリプラチン530ml のうち300mlくらいで痛みが出てくるのだが、ちょうどそのあたりで上述したルートをチェックしたところ、不安定で怖いので差し替えることに。
同じ左腕の違う血管で取り直し残り230mlを点滴した。

なんと、痛みが激減!!!

点滴直後で3日目くらいのレベル感。痛いけど、動かせるよこれ。
血管痛対策としてこれは画期的?手段なのではないか。
次回も途中で差し替えてもらえます?と聞いたら、あまり前例がないようで、差替える事はリスクでもあるのでドクターがOKならやりますよ。とのこと。面倒なはずだけど対応してくれることとなった。

 

あとは5クール目と変わらず、割愛します。

良くも悪くも同じ感じで安定してきているので、計算できるといえばできる。 

 

一生これやってれば生きられるよと言われたら・・・
まあやるかな。やるしかないから。

 

 

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SOX+bev療法5クール目

後半戦開始。5クール目。
3週間サイクル。初日点滴、経口薬2週間後、1週間休薬パターンとなります。
抗がん剤前半戦→リンパ節郭清手術→抗がん剤後半戦→肺の手術(予定)となります。
なお、タイトルには統一性を持たせるためbevと残していますが、血栓リスクのため一旦アバスチン抜きの「SOX」になります。
経緯については下記参照。  

mildy.hatenablog.com

 

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5クール目を終わっての診察 

血液検査はまあまあだが白血球が3,000を切る。まあまだOKライン。
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5クール目、発生した副作用毎に、時系列にまとめます。

 

-点滴中のトラブル

入院中点滴のラインが取れなくなっていたのでもう左手は厳しいだろうと思っていたがなんとか一発で取れた。

 

-血管痛
今回もなんとか左手で。そろそろ厳しいなあ・・・2日目までは左手ビリビリ棒でほぼ使えず。1週間くらいかけてだんだん薄まる感じで前半と変わらない。

 

-吐気(急性)

強まってる感じがするが気のせいかなあ・・・。最初3日くらいは吐き気が強いが、吐くまでは至らない。最初3日はとにかくダルい眠い。

 

-神経障害(痺れ)

気温が高い季節のためかあまり冷感刺激がなかったように思う。水温が高いからかな。
 

-吐気(継続)
同じくずっとほんのりキモい。

 

-下痢と腹痛

腹痛や軟便頻便はあるが下痢はなかった。まあなんとか耐えられるかな。ラスト1週間ほどがピーク。

 

-鼻血

アバスチンなしのため、鼻血はなかった

-手足症候群
これも変わらず、2週目後半くらいから足裏が痛くなる。お湯で手足が痛い。
でもゼローダほどではない。

 

全般的に言えば、まあこれで治るなら全然やる。進行を止められるレベルでもやれるかな。

 

 

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【保存版】直腸がん 術後排便障害 超実践的対策のまとめ

直腸がんで手術を受けたひとの多くが術後排便障害(便失禁や肛門痛)に「ほぼ例外なく」悩まされます。

個人差は大いにありそうですが、術後約3年経過した今振り返って、どのような経過を経てどのような対策をしているのかまとめたいと思います。なかなかナイーブな話で知り合いには見られたくないですし、検索してもなかなか出てこないTipsです。
たぶん知り合いは誰も見いないと割り切り、参考になればと思いきって書きます。

というわけで、私の直接の知り合いの人は見ないでください!

 

ちなみに私はストーマは行わず、1回の手術で済ませたパターンです。

 

1.術後食事開始~1か月

この期間はとにかく人間ではないというレベルで割り切るしかありません。
排便障害対策というより、「縫合不全」と「腸閉塞」が最大のリスクなので可能性が高いこの時期は徹底してそちらを優先すべきだと思います。
1日に10回~30回が当たり前ですが一時的ですので割り切りましょう。

私は食事開始後1週間ほどで退院しましたが、トイレと常に友達。
変に踏ん張ったり我慢すると縫合不全のリスクがまだ残る時期ですから、来たら垂れ流しのような感じです。間に合えばトイレ。間に合わなければオムツに出す。

なんとなく落ち着く時間帯というのはあるので、その間に散歩などの運動をするといいです。外出もしても良いですがトイレに行けるスーパーとか本屋とかそのレベルで。

 

2.術後1か月~3か月
排便は1日10回程度に安定してきました。
縫合不全のリスクがほぼなくなってくるので多少肛門で止めるなど肛門筋肉の回復を目指す時期になると思います。

抗がん剤をやるとその影響で下痢や便秘がある場合がありますが、そうでなければきちんと気を使えば腸の調子自体はキープできるかと思います。

腸閉塞のリスクはまだありますので、便秘をとにかく避けるように注意を払います。食事には気を使いやすいので水溶性食物繊維や乳酸菌と言ったものはしっかりとる。自律神経を崩さない。運動をかかさないことが何気に重要だと思います。動くと出るというのはかなり関連がありますので。

 ちなみに、私はもともとよく下痢や軟便になるタイプでしたが、術後は逆になくなりました。もちろん頻便ではありますけどね。

 
また、肛門筋を鍛えて行ってください。長期にわたり肛門筋の具合は大きく状況に左右します。トイレまで耐えられるかどうかで大分気持ちも変わるからです。

mildy.hatenablog.com

 

 このあたりでも基本的には1日中オムツで過ごしますが、オススメの方法があります。
・オムツのなかに尿漏れパッドのようなものを仕込みます。
・そのパッドにトイレットペーパーを長方形に畳んで敷きます。ちょうど肛門のあたりに縦と横でクロスさせてください。
こうしておくとチョイ漏れ程度だったらペーパーにチョロっとつくだけなのでトイレに流せます。これを開発してとてもラクになりました。

パッドまで行ってしまうことはありますがほぼオムツまで汚れません。外出時もパッドの替えだけでオムツは不要です。最初のウチは念のため持っておく方がよいですが。

 

3.術後3か月~6か月

排便が5回~10回に安定してきました。このあたりでは会社に行っていましたが、緊張感があるほうが私はよく、5回程度の日がほとんど。たまに多い日がある、という感覚です。ここまで来るのに個人差はあると思いますが私は比較的早いようです。

回数だけでなく時間にも苦労します。1回が5分で済むこともあれば30分くらい出られずダラダラと続くことも少なくありません。トイレで何をするのかはルーチンを持つ方が良いでしょう。

この時期で大きいのは、基本的には我慢が効くという事です。寝てるときはムリですが起きてる時に耐えられず出てしまう事は少なくなってきます。これは腸の調子に左右されるますがだんだん改善していきますので気長な戦いです。

 

この時期から、ムレるのもあり、日中はオムツを外すことに移行します。

最初はパッドのみトランクスにセットして出歩いてましたが、Greatな方法を編み出しました。ずばり「生理用品(ナプキン)」です。

男性にはなかなか難しい発想ですが、嫁が「チョロっとならナプキンでいいんじゃね?」とヒントをくれたのが始まり。ナプキンは圧倒的に薄いのでほとんど厚みを感じません。これは今でも継続しています。これを編み出して最高にラクになりました。

 

方法は上記と同じで、トイレットペーパーを5重くらいに巻いてナプキンよりも大きめに細長い長方形に折って、縦と横で十字にナプキンを包むように巻き込みます。ナプキンは下着側にピタっとつくようにノリがついているのでそのあたりまでペーパーをクルっとやるとナプキンに固定されます。ナプキン裏面はテープがついているので下着に軽く固定されます。
女性はペーパーなしのナプキンのみでもアリなのでしょうが、男性トイレはナプキンを捨てる所がありません。私は我慢し切れずでもチョイ漏れがほとんどなので、95%ペーパーで収まります。これだとトイレにそのまま流せて、またペーパーをセットすればよいので外出時も安心です。

 いくつか試してw オススメは下記です。とにかく薄いのがいいです。

 

 

4.術後6か月~1年

 このあたりではそれほど大きな進歩はないですが、だんだん回数が減るのと失禁が少なくなってきます。それでも調子悪いと出てしまうので油断は禁物です。3日連続などで漏れてしまうと少し暗い気分になりますが、あまり落ち込まず淡々としましょう。下痢にならないようにだけ注意しておけばオナラ勝負も可能になってきます(たまに負けますが)。

大分慣れてきて外出もそれほど億劫ではなくなるようになると思います。それでもトイレに行く回数は普通の人より多いですから、そこは諦めるしかないですけどね。

 

余談ですが、結婚していて家族もいるので理解してもらいやすいという点では私はラクでした。これで独身で彼女を作るというのはなかなかハードルがありますよね・・・
でも人間って母性本能があって身体障害のマイナスって結構同情を買うというか受け入れてもらえますよ。セックスや子供ができないとまでなると現実的な自己実現のハードルになる事はどうしてもありますが、それ以外は自分より他人の方が気にしていないというか気づかないとうか。許容してもらえているることが多いように思います。

 

5.術後1年~

正直、1年経った状態からはほぼ進歩しませんでした。あとは腸の調子次第というところなので労わるようにしてください。

1か月全く漏れなかったりすることもあり、もう大丈夫なんじゃないか?と何度も思いました。しかしやっぱりある日突然チョビっと出たりオナラ勝負で負けたりするのです。なのでナプキンとペーパーは今でも必ずセットしてます、その方が安心だしほとんどストレスになりませんので。(家にいるときは外してもアリです。というかたまに忘れてた、という日があったりはします)

 

あと、定期的な内視鏡検査などをすると下剤を飲むわけですが、この後は毎回しばらく調子が悪くなります。おそらく肛門筋が弱まるのか感覚を失うのか。5年10年経てば違うのかもしれませんが。

 

6.食事や運動について

 上述したように腸の調子を保つことが便失禁を防ぐ大きな要因になります。
抗がん剤などで胃腸障害がある場合は仕方ない部分がありので割り切り、それ以外で気を使いましょう。

<食事>
個人的には
朝食:ヨーグルト(自家製豆乳ケフィア)&ナッツと生野菜
昼食:自由!
夕食:基本自由!だが炭水化物控えめ。プロバイオティックサプリ。
は欠かしません。

偏りを防ぐため週1~2日は変化をつけます。アレルギーになるのを防ぐためです。

また、重要ポイントとして自分の腸に合わないものを見つけましょう。私は辛い物は意外と大丈夫だけど「生ニンニク」がだめです。イタリアンのニンニクはセーフだけど餃子、馬刺し、カツオ、ラーメンのすりおろしニンニクなどはほぼ確実に次の日に痛い目にあいます。

<運動>
便秘は肛門力を消費するのと、翌日以降の下痢(頻便/軟便)を引き起こしやすいです。便秘は運動でかなり解消できます。夕食後30分の軽く汗をかく運動(一般的にはジョギングかな。私はサッカーが趣味なのでボールタッチやリフティングをします)をやるとその後スムースにお通じが来ることが多いです。
健康全般のためにも週1~2の運動をオススメします。

以上、排便障害の超実践的対策でした。

 

 

EX,追記(番外編)
2020/07
まことに残念ながら2年半後に私は腹部リンパ節と肺に転移が発覚してしまいました。リンパ節を手術で除去したのですが、なんと腸にはノータッチのはずなのに術後3か月あたりの調子に戻ってしまいました。とにかくちょっとしか貯められないし、すごく気になるようになりましたし、ちょい漏れも非常に多いです。

まだ術後1か月ですが、おそらく手術期間の絶食で1週間ほど肛門が使われなかったことや腹部の神経に触れた事で痛みが残っているので、感覚が鈍ってしまったのだと思います。開腹手術のため傷が大きく腹筋に力が入れられない事も原因になっていると思います。

 このことからも、肛門筋の鍛え具合や、肛門周辺の神経系をうまくコントロールできるようになるかどうかで大きく違うんだなと改めて認識しました。

また、術後数年経っても漏れが頻繁な方でも、ここから改善することも可能なのではないかと思います。(もちろん肛門括約筋の残存状況にはよると思いますが・・)

[再追記] 2020/10
傷と腹筋力肛門力が戻ってきたのが、手術前の状態にほぼ戻りました。
抗がん剤治療中のため副作用の下痢などがあると漏れやすいですが、腹痛のない日はほぼ漏れません。やはり周辺筋力や神経系は日常生活をできるだけ送る事で回復してくる可能性が高いと思います。あえて外出で緊張感を持つのも回復に近づくと思います。


 

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リンパ節転移癌郭清手術後の治療方針

リンパ節郭清の外科手術の退院後、外科外来へ。

術後の状況確認と今後の方針について相談。病理検査の結果はやはり大腸がん由来という事で転移であるだろうという診断。

 

血栓については数値(D-ダイマー)は下がっているので大きな問題はないだろうとのこと。その後の肺手術については呼吸器外科になるが抗がん剤が先という場合もあるので、一旦腫瘍内科に戻って主治医と相談することになった。
確かに手術期間中の抗がん剤の休薬が長すぎるのは気になっていた。肺手術が入ると3か月以上空くことになる。

 

翌週、腫瘍内科へ。
抗がん剤の休薬についてはデータ上デメリットは明確でない(後述す)ので一旦気にせず、肺の状況で決めることに。退院直前のCTを見る限り肺がんは大きくなっていない。逆に言うと小さいほうは見えないままなので、これで肺手術ができるかが問題になりそう。一旦呼吸器外科に診てもらい、判断を仰ぐことに。

翌週、呼吸器外科へ。
技術的にはもちろん手術は可能。やるやらないは腫瘍内科で決めてもらう事になるが、外科視点では今はオススメできないとのこと。理由は、
血栓がまだ残っている可能性が高くリスクがある。死亡しなくても後遺症も残る可能性がありかなり怖い。フィルターはあるが100%安全ではない。小さいのはすり抜ける。
・大きいほうは中葉で奥にあるのでどちらにしても葉ごと切除になる。もっと大きくなっても同じ。
・小さいほう下葉にあるが、今は見えないので、通常これで手術はできない。どうしてもやれと言われたらその辺り周辺を大きめに切ることになるだろう。
・両方とも外科視点でいうと「もったいない」。これが肺がんのステージ4なら絶対切らない。もっと大きくなってリスクになってからで十分。

なんかズレている。「私は完治を目指しているので残したガンから転移するのが怖い。寛解状態にしたい。」と説明すると、
「ステージ4は完治は無いですよ。だけど今は薬が進歩しているので手術と組み合わせて5-10年以上生きるのも珍しくない。うまく共存して行くためには十分機能している肺は残している方がよい。」とのこと。

むうう・・・面倒くさい。というか不安。
大腸がんはステージ4でも完治があり積極的に手術が推奨されている事、外科、内科の医師も30%程度の完治率があると認識していると説明。ただしそれは肺の腫瘍が除去される事が前提になり切除できないと5年生存率も大幅に下がる旨説明。
(なんでオレがこんな超ベテラン風医師にデータの説明しなきゃならんのか・・・)

あまり納得した風ではなかったが、大腸癌は専門ではないので、という事で理解はしていただいた。「どちらにしても見えないものを切るという事は極一部の例外を除き無い。また血栓のリスクを下げる事も考えると3か月後くらいにCT見て再検討が外科の提案です。内科の主治医と相談して決めてください。」とのこと。

大腸がん転移の肺手術はよくやりますと言っていたのだが、ずいぶんと専門外の情報には疎いんだな・・・医師ってそんなもんなのだろうか。まあ山中教授も感染症専門医からは批判されてたしな・・・。

 

同日、腫瘍内科の診察で方針決め。
呼吸器外科先生の話を伝える。(一応直接聞いていたようではあった)

選択肢は、3つ。

1、3か月待って、肺手術→抗がん剤治療後半

2、抗がん剤治療後半→肺手術

3、上記の抗がん剤抜き


外科が現時点の手術を勧めてない以上、いますぐ手術はないから1か2かなあと思っていたが、選択肢3が登場。最初の構想になかったのでどういう事か質問。

・ステージ4になると術後化学療法は必ずしも奨励されていない。明確に効果があるというデータがない
・ただ、知る限り多くのケースは抗がん剤をやっているし、理屈的には血行性転移である以上は全身癌という考え方をするので抗がん剤治療が必要になるからもちろん保険適用。でも明確なデータはない。
・すでに4クールやっていて1つの癌が縮小、もう1つは消失していることを考えると、他の見えない微小癌は全滅していてこれ以上やる必要はないかもしれない
・また、副作用がまあまあ強めに出ている事も踏まえると肺の手術で一旦寛解状態という事で経過観察というのも一つの正解

とのことでした。

そうなのか。データ無いのか・・・知らんかった。先に言えよ。
とは思ったけども多分副作用も見ずにやらない選択肢はないよな。とも思うのであえて言わなかった(このタイミングで言ってきた)あたりは上手なのかなと思った。


難しいのは、選択肢2だと、結局抗がん剤やる以上、もっと小さくなる、少なくとも大きくならない可能性が高い。なのでどちらにしろ抗がん剤終了後に肺の手術はできない可能性が高い。その後、見えるくらいまで待つ必要がある。

いま放置するのか、後で放置するのか、どっちだ??
要するに放置している間に転移が広がるとThe End で延命のみになるという事だ。それが先に分かれば手術はしないほうが良いのだろう、それを医者は気にしている。しかし私は「完治しか興味がない」のだ。これを貫くのだ。
少しでも長く完治の希望は繋いでおきたいし、抗がん剤の効果を最大限生かすならここで微小癌は撲滅させるのがベスト!という事で2を選択することになりました。
ただ、副作用が強く出てきたら止めたり減薬してもいいでしょう。というオプション付き。


そして最後に「見える方だけ切って、見えない方は放射線という手もあるのでまず3か月後の経過を見ましょう」と選択肢が増えた。放射線は未知だ・・・

なお、ここで一つ問題(というか残念)が。血栓リスクがあるのでアバスチンが使えないとのこと。アバスチンには血栓を作る副作用があるので、この状態では使えないそうだ。。。十分に強い薬なので問題ないと言うが、前半戦はこれも含めて効いていたので痛い情報だ。アバスチンが抜けて高価なのでお財布には優しいけども。
Dダイマーが下がりCT撮って血栓がない事が分かればまた使えるそうだ。
造影剤CTは動悸がして気分悪くなるのでイヤなんだよなー・・・まあ仕方ない。

さて、また耐えぬく3か月が始まるよ~ 
オキサリプラチンの副作用次第だな。夏で気温が高いので即効性の方は大分ラクですよ、とのこと。問題は遅延性。さてどうなるか。

 

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リンパ節郭清手術 退院~術後1か月

2週間入院して退院。自宅生活2週間の状況まとめです。

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金曜昼に退院し、土日を挟んで月曜から仕事復帰しました。

コロナのおかげで在宅ワークなのはメチャ大きいです。でなければ休職してたかも。

計10営業日休みましたがメールは見てたのでそれほど出遅れる感はないですね。

 

まあとにかくお腹の傷が何かと痛い。体力の低下というよりこっちが厳しい。

長く座ってるとお腹が弛むので、それが気になるし、ズボンを履くと下腹部がどうしても当たるので擦れていたいから、できるだけ超腰履きです。外を歩く時が少し困りますね・・・

これは術後1か月経過した段階でも正直それほど変わってません。

黙って寝てる分には大丈夫です。歩くときにズボンが当たるのが一番痛いです。腰履きでパンツ見えても良い状況でなければ、手をお腹に入れて当たらないようにして歩いてます。

 

なお、傷のケアは病院からは特に何もしなくて良いと言われましたが、下記のサイトなどでオススメしているテーピングを実施。一応入院中に医師にサイトを見せたところ、ウチでは効果がはっきりしないのでやってないけど、カブレたりしない限りは悪影響もないと思うのでやっても構いませんよ。とのことでした。

個人差はあると思うので医師には相談しておいた方がいいと思います。

きずあとの正しい管理「術後の方へ」|日本医科大学武蔵小杉病院

 形成外科シリーズ ⑮ 抜糸後のアフターケア(テーピング) | 中頭病院

2.手術後の傷をきれいに治すために… | E-BeC(エンパワリング ブレストキャンサー)

 

また、お腹の調子がなかなか戻らない。下半身の筋力が全体的に落ちたのかとは思うのだけど、肛門力も落ちてるのか、チョロっと便でも我慢があまり効かないです。

トイレの回数がかなり増えてしまいました。今回の手術では腸は切ってないのですけどね・・・やはり下半身の神経はナイーブです。

ただ、腸の調子自体もあまりよくなくユルイしまとまらない傾向があるのでそれも影響はしていると思います。まあ超ゆっくりだんだん回復しているような気がしないでもないので、時間の経過や筋肉や神経の回復によって治ってくると期待します。

 

どちらにしても直腸手術よりははるかに社会復帰はラクでした。

(まあ、在宅ワークですけどね・・・)

 

 

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リンパ節郭清手術 術後Day9-11

Day9

水曜日。
相変わらず眠りは浅いが段々と時間は増えてる感じ。fitbitによると一応6時間程度眠れているようだ。

結局造影剤CTも取る事になった。
一時的に点滴復活。若い(カワイイ)看護師で不安そうだったので右腕をお薦めしたら一発成功。右腕ならまだ大丈夫みたい。

造影剤はアレルギー出なかった薬を使う。たぶん大丈夫だけど恐怖感あるんだよなあ。実際やってみてなんとか大丈夫だったが凄い動悸がしてしまった。精神的なものなのか。。。歯医者の麻酔もたまにこうなる。なんだろうな。。

お腹の調子はまだまだ。消化不良なのかチビッとだけニョロっと出たりする。
肛門筋が弱ってるのか止められない。
今日も10回くらいはトイレに行った。夜になると落ち着く。
切ってないのになあ?まあどちらにしろ段々と回復するはず。

開腹傷跡に少し慣れてきた。怖いけど。
リハビリのために歩きを8000歩に抑えて座る時間を増やす。

Day10

昨日よりまた少し眠れたかな?
相変わらず夜だけ痛み止めをもらってるがそろそろやめてみるか。。。

朝9時からリハビリ行くが、なんとなくいつもよりダルい感じがする。すぐ疲れる。腰が痛いと言うか重い。
造影剤か?血栓か?
少し軽めで切り上げた。
昼寝したら良くなったので単に寝不足気味だったかも。挽回で今日は1万歩歩いた。

下肢静脈の超音波検査。傷跡のお腹もグリグリ攻められて超怖かったが、まあ入院中に多少のチャレンジがあって良かったかも。これくらいは平気なのね、と言うラインもわかったし。

夕方医師から検査結果を聞いたらやはり足に血の塊があるらしい。。残念だ。
薬飲むだけで済むことがあるようだが明日専門医の判断で決めるとのこと。
足腰が重い感じなのはそのせいか?スクワットのせいか?
色々ありすぎてようわからん。

喉の痛みが消えないのでのど飴舐めて良いか相談したらOKだった。痛みはあるが今日はイガイガっとは来なかった。

排便も5回程度と少しまとまって来た気がする。あくまで怖いのは腸閉塞なので
水分取って行きましょう。

Day11

早めに眠くなり浅いながらも8時間近く寝る。最長かも。
朝の回診で医師より右脚に血栓があるため現時点でフィルター外さないとのこと。イコール、一生フィルターが入ってるので肺血栓のリスクがほぼゼロな代わりにフィルター詰まり防止のため一生リクシアナ(抗凝固薬)を飲まないとならないと告げられる。
イヤだけど選択肢が無いようなので仕方ない。そもそも癌が治らなければどうでも良いような話だ。治ってから嫌がろう。

フィルター除去処置を行わない事にしたため、即退院可能となった。
兄に都合を確認し、昼過ぎには退院し家に戻った。

お腹の調子は徐々に改善してる感じ。
傷の痛みは通常生活に戻るとなかなか不便を感じるが、これも徐々に良くなるだろう。

肺の手術に向けて、喉の痛みが残っているのがとても気になる。2週間で治らないとは、、、
手術直後の鼻挿管が最も苦痛で、喉の痛みがそこに加わると厳しい。
次回手術までになんとか治したいところだ。

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リンパ節郭清手術 術後Day6-8

Day6

遅めロキソニン作戦好調。5時間ウトウト寝れた。ガッツリ寝た感はどうにも無いけど日に日に長くなってるしドレーン抜いて股間の違和感が緩和されたのは結構大きいかも。

今日からシャワーOKに。開腹の大きな傷はテープ補強のままだが、腹腔強の穴はもう生で洗ってよし。やっぱり腹腔鏡は凄い。この時代で良かった。(今回関係ないけども)

痛みも1段階改善感ある。動かなければ気にならなくなってきた。
お腹を伸ばすと張って痛いのだが家に帰ったら医療用ベッドじゃないので慣れないと。出来るだけまっすぐ寝るようにしてみる。最初痛いが段々と慣れる。 

痛みが緩和しよく歩けるようになってきたので、多めに歩き1万歩達成。英語リスニングしながらを習慣にしてみよう。

歩ける事が功を奏したか初ウンコも出たのでこれも一安心。切ってないけど開腹は癒着からの腸閉塞リスクありなので、引き続きこれは注意を払う。とにかく歩く事だ。

気になっていた喉のイガイガが増してきてる。歩いて体温あがるとほぼ出てくる。やはり炎症か?
看護師に言ってみたがガン無視された。ようわからんくて重要で無いことは無視の人、意外といる。看護師に限らんけど。気持ちは分かるが先生に相談したら?とか言えば良いのに。勝手にするけどな。まあ医者も専門外で無視しそうだけど。

これ、前回もなったかなあ?覚えてない。

Day7

遅めロキソニンで5時間程眠れた。痛みがだいぶ緩和されたのと、なんとなくペースが出来てきた感ある。
昼間は痛み止めも飲まずに過ごしてみる。なんとかなりそう。

朝からウンコフィーバー。
チョロチョロ、ばっかりだ。腸を手術した時とは遥かにマシだが。。。
10回はトイレに行った。お尻痛くなりアズノールをもらう。夜になり少し落ち着く。手術があると腸力もだいぶ落ちるのだな。。。あと腹筋に力入れられないこらなのか、我慢が出来ない。肛門ストップ力が下がってる。
徐々に回復するはずと思うが、癒着など形状変化が原因でないことを祈る。

トイレでかなり時間ロスがあり今日は8千歩で。

退院まであと5日くらい必要とのこと。
血栓管理の問題だそうだ。血栓できてないか調べて、問題無ければフィルターを取って終了。
問題あったらどうなるんだろう。。。さらに延びるのかな?まあそうだろうな。
早く次に進んで手術を終わらせてしまいたいなあ。

Day8

昨日よりやや眠れず。相変わらずどうにも眠りは浅いねえ。。。

また朝からウンコフィーバーだが、昨日より少しまとまってる気もする。

ご飯がお粥から普通になる。栄養相談に行ったが腸を切ってるわけじゃないから調子が戻ったら普通にして良い。それまでは特には便秘に気をつけてとの事。仰る通り。

超音波で心臓周辺の血栓を調べる。その後主治医からも何も言われてないので異常無いようだ。

遂に1番大きな傷のテープを剥がす。。。
エグいわあ。。上半身半分の傷。別人のようだな。これでホントにくっついてんのかなあ。。。怖いので意味もなくガーゼを貼っておいてもらった。慣れないわ。
seventeen girlだったら絶望するわ。
良かったforty five father で。
もうどうでもいいもん。

ネットでたまたま見た傷跡テープの事
https://www.nms.ac.jp/kosugi-h/section/plastic-surgery/plastic-surgery_copy_copy_2_copy_copy.html
を医者に聞いてみた。

貼る病院もあるけどウチはやってないですね、明確な効果は見られないんですよ。とのこと。デメリットもないけどコストかかることなのでお薦めはしませんが貼ること自体問題ないそう。
なんとなく貼っておこうかな。

喉のイガイガは相変わらず。
今日は用が多くスクワットもやったしで7千歩でやめといた。普段は歩いてるより座ってる事が多いから「座る」リハビリも必要だな。

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リンパ節郭清手術 術後Day3-5

Day 3

殆ど眠れず。もう硬膜外麻酔の追加は出来ないそうなのでフラッシュを1回のみに控えた。
昼間はロキソニン+硬膜外麻酔でなかなか良い感じ。痛み2くらいかな?リハビリもまあまあ歩けた。
夕方に硬膜外麻酔が切れる予定だがこの調子なら大丈夫なんじゃ?と思ったけど。。。いやー見事に抜いたら痛い痛い。ロキソニン飲まずに7、飲んで4って感じかな?
このままでは夜中がヤバい。教訓を活かし早めにドクターに言って夜中用の薬を用意しておいてもらった。

とは言え管が1つ取れたのは良い事だ。
また、ご飯が食べられてるので点滴も終了。残るは導尿とドレーン。
チンコが引っ張られて痛いみたいな事も結構あるので導尿は早く取りたい。明日取れるとのこと。

余談だが抗がん剤の影響か、今回の入院で生まれて初めて点滴失敗をされた。
しかも10回くらい。最後は6連続。
血管がヤバいのか。。。

Day 4

痛くて全然眠れん。
もう開き直って眠る気なしだった。夜中用の薬はカロナール。んー効いてんのかなあ?って感じ。
眠気が痛みに勝った数十分ウトウトするという感じ。まーいいや。ここ数日の辛抱でしょう。

カロナールは期待出来ないのでロキソニンを上手く配分する事にした。

朝一で導尿管撤去。残るはドレーンのみ。これは大きい、、、と思ったけど案外チンコ痛い。排尿時の痛みは仕方ないとしてそれ以外の違和感は減ると思ったがあまり減らず。まあ数日かかるかな?

ところでなんか喉がたまにイガイガする。鼻の挿管で炎症したのかなあ。日に日に増してる気が。

Day 5

夜遅めにロキソニン作戦成功か。早めに寝て4時間くらいウトウトできた。
4時頃痛みとともに目覚めてカロナール頂くがもう一眠りは出来ず。でも大分マシだ。

朝、前触れもなくドクターがドレーンを抜きましょうと言って抜いてくれた。抜く際にチンコに痛み。おあ?これよ嫌だった痛み。お前が犯人だったのか。
ドクター曰く、今回は結構下の方に置いてあったので神経に触ったりでイヤな感じはしたでしょうとの事。なるほど。

術後5日目で管レス!!早い!いや今日退院予定日じゃん!遅いのか!

開腹手術にならなければなあ。。。とついつい思うけど、大腸生きてるからそれは良しとせねばね。

前回の記録見ると12日目で管レスだから1週間も早いんだな。その3日後に退院しとるけど今回はそうは行かなそう。
血栓管理と開腹の傷がまだまだ感ある。

痛みはまだまだ。昨日とそんな変わんないかな。。少しはマシな気もしてる。


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リンパ節郭清手術 術後Day1-2

術後の経過を日毎にまとめ。

Day 1

術後目が覚めた日が翌日朝なので、手術の項で書いたことは省略。
リハビリ後、HCUから病棟のナースステーション近くの病室へ移動。この日は状況把握に務める感じ。家族に連絡いれる。

繋がれてる管は、点滴、硬膜外麻酔、体液ドレーン、導尿。さらに手術用の点滴が2つ入ってたがそれは抜いてもらった。
前回と違い腸を切ってないので肛門管が無いのは大きいなあ。
取れる体勢もほとんど無いのでまあマトモには眠れないが、ウトウト1時間みたいなのが3-4回くらいは取れてると思う。

麻酔科ドクターと硬膜外麻酔の量調整について相談。フルは6/h だけど総容量は同じなのでその分長期使えない。前回は術後2日目がピークだったが今回は傷が大きいのでもう少し長く続きますとの事。
4/hに設定して点滴の痛み止めを併用することにした。

夜中、痛くて点滴してもらったがあまり効果が続かない。結局フラッシュ(硬膜外麻酔を3追加するボタン)を3回やって乗り切る。それが明日の後悔に。

Day 2

朝、そろそろ硬膜外麻酔が切れてしまうことを伝え追加依頼するがなかなか返事か来ない。
コールで状況聞くと、違う看護師が来て至急で追加と飲み薬のロキソニン頼んだとの事。至急ってどれくらい?

そうこうしてる間1時間経過して麻酔切れてしまいやはり激痛。これは厳しい。
もう一度催促したらロキソニンは来たからコレだけ先に飲もうとなり飲む。
まあ無いよりマシかも知れんが。。痛い。
また1時間経過しても来ない。別件できた看護師に聞くと薬は届いたがドクターしか出来ないので待ってくれと。

イヤイヤ手際悪くね?だいたい朝切れる事は計算上分かってただろうによ。。。
痛みは個人差あるんだろうが、切れてから動くんじゃダメでしょう。

そこから結局2時間待ってようやく追加してくれた。11時。
6時から依頼して5時間かかるんかい。とにかく昼間に動かしておかないとダメだ。権限がない。

昼から早くも食事開始。まー頑張って半分くらいは食べた。

元の部屋に戻り、一段落。痛み対策がキーになりそう。


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リンパ節郭清手術

いよいよリンパ節郭清手術。
これが一番負荷がかかりリスクのある手術になる。
合併症や癌の状態によるリスクを挙げて頂いた。

  • 大腸に食い込んでいたら大腸も切除しなければならない

(最悪肛門まで切除で一生人工肛門

  • 小腸の癒着が激しいと小腸を切らないと患部に届かない
  • 大きな静脈裏にあるので出血が多くなるかもしれない
  • 各状況により開腹手術に切り替える可能性高い

うーんやっぱり生活に大きく影響するのは大腸だよなあ。
とにかくそれが無いことを祈る。


2日前に入院し、下剤で出し切って手術に。
一度体験している方が緊張感がある。
分かってる困難は計算できるとも言えるがリアルに想像できてしまうため逃げ出したくなる。特には鼻から喉への挿管がとにかくイヤ。まあやるしかない。
10時開始で順調なら15時くらいに目覚めるはず。

手術室で硬膜外麻酔を施したら後は気を失って気付いたら「終わりましたよー」となる。。。はずだったが、恐怖の事件発生。
なんと恐らく5分程度だが脳だけ麻酔から目覚めてしまった。声は聞こえるが何もできない。これは正直トラウマ。。
術後のCT撮影期間中だったと後で分かったが、、、まあ流石に執刀中はないか。

その後の正式な目覚めは人工呼吸器を外されるところ。一番気になっていた腸は?聞いたら切らなくて済んだと。良かった!
しかし時間を見たら7時前。うわー予定より4時間オーバー。と思ったら、なんと「朝の7時」だと言う。

え!?

全く想定外。
少し呼吸が落ち着き経緯を聞いた。

開けてみたところ、腫瘍まではスムースに辿り着いたものの、腫瘍が静脈にガッツリ癒着しており剥がすために静脈から大量出血(想定にあった件)。
開腹に切り替え輸血をして切除を終えたが静脈を繋いだもののどうしても細くなる。血栓のリスクがあるので肺血栓にならないようフィルターを首から肺近くの血管に設置し、CTで血栓がないか確認する必要があったが、事前に造影剤の同意を取っておらず(私は過去に造影剤アレルギーがある)妻と兄に来てもらい一筆同意を得たとの事。(電話の同意で良いじゃんか!)

人工呼吸器を私が無意識に外すのを防ぐため手足拘束で朝まで鎮静させていたとのことでした。

切除手術自体は夜8時くらいに終わったらしいが、全部終わったのは22時くらいらしい。ドクター、ご苦労さまでした。。

なんだが知らない所で大変だったようだ。頭だけ麻酔が覚めた所を思い出し、あの時点だーと理解する。ドクターに伝えたらそれはイヤでしたね。。だけだった。よくある事なのだろか?
まあ術後だと言う事で少し安心はしたが。

術後鎮静だったためHCUに居たが鼻管が取れて一息ついたあたりでリハビリ師が来て早期離床。
前回は硬膜外麻酔で目眩が酷かったが今回はあまりなく目標の10mくらいは無事に歩行した。

結果を考えると、開腹手術になってしまったことで痛みや回復期間が大きくなってしまうだろう。。

一方、目覚めて1時間程度で鼻の挿管を抜いてもらえたのはラッキーだった。
前回あれに12時間近く耐えたので、、、

トラブルありだが腸を切らずに済んだのは今後の生活を考えるととにかく大きい。腫瘍も取れたし成功と言って良きだろう。

あとは開腹になった分の強く長い痛みは腸が残った代償としてなんとか耐えきろう。

まあ、どっちにしろ耐えるしか出来ないし、何もしなくても時間が解決するものなので俯瞰して考えよう。この痛みの期間なんて人生全体で見たらほんの一時に過ぎない。
大腸守れてホントに良かった!!


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SOX+bev療法前半戦結果とその後の治療方針

4クール目終了間際にCTを撮りました。

 

ドゥルルルルルルルル、ドン 結果、、、

 

-リンパ節の腫瘍:相変わらずCTではハッキリ映らず評価不能。だが大きくなっていないとは言える。

 

-肺の腫瘍:大きい(PET反応あり)のと小さい(PET反応なし)の二つあったが、大きいのは約半分に。小さいのは消失(映らないレベルで縮小)

 

-他転移の所見なし

 

という事で、「効いてる」という評価になりました!祝!

 

理屈上は、目に見えないレベルの全身にあるかもしれないヤツも、同じく効いていて、撲滅できている可能性があるという事になります。

 

アバスチンを打っているので手術まで6週間空ける必要があるとのこと。白血球が低めなのも回復したほうがよいのでそこは外科判断となりました。

まずは重めのリンパ節郭清手術をして、その後肺の手術と進みます。

 

腹部の手術が終われば半分終わり!折り返し地点と進んだ感がかなり出てきます。

そして肺の手術が終われば、一旦は「寛解」状態になります!

順調に進んできました。

30%の完治率。高くはないが奇跡というレベルでもない。

イチローの打率と一緒。ここぞという大一番に打席にイチローを送れると思えば悪くない。

 

ダメなケースは想像しません。完治に拘りたいと思います。

 

 

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SOX+bev療法4クール目

4クール目のまとめ。

3週間サイクル。初日点滴、経口薬2週間後、1週間休薬パターンとなります。

私のプランでは前半戦最後となり、このあとリンパ節と肺の外科手術の予定です。

 

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4クール目を終わっての診察。血液検査はまあまあだが白血球が大分下がって3,000に。まあOKラインとのこと。減薬の効果が引き続き大きくまた下痢症状は1日だけ。この調子ならいけますね。

 

4クール目、発生した副作用毎に、時系列にまとめます。

 

-点滴中のトラブル

だんだんと血管選びが難しくなってきてる。。。血管は見えやすく今まで点滴とれないことはなかったが、少し悩んでいるようだった。しかしまたも一発でとれました。

毎回胸のあたりの痛み苦しみ範囲が広がってる気がする。まあ我慢できる範囲だが。

 

-血管痛
これは段々痛み増してますかね・・・初日がもちろんピークだが1週間以上痛みが取れなった。そろそろ右腕行かないと左腕が死ぬかも。

 

-吐気(急性)

同じです。最初3日くらいは吐き気が強いが、吐くまでは至る気がしない。制吐剤のダルさ眠さは強いです。まあ吐くよりマシ。

 

-神経障害(痺れ)
1、2、3クール目とほぼ同様。最初1週間がピーク。少し長引いてるかなあ?またもや最後の2日くらいに痺れを強く感じる。

 

-吐気(継続)
同じ感じ。TS1減量効果は多少ありだが、まあずっとキモい。

 

-下痢と腹痛

減薬効果が大きくまた下痢が1日で済んだ。腹痛は5日くらいありますが。全然マシです。

 

-鼻血
1クール目のようなタラーっとしたもはなくなりましたね。鼻をかむと血の塊が一緒に出てくるのは変わらず。微妙に出血が続いているのでしょう。


-手足症候群
これも変わらず、2週目後半くらいから出る。ゼローダの時は毎クール進化してたけど今回は少し回復してまた悪くなる、という感じがある。しかし足の皮が剥けてきた。


まとめると、3クール目の改善がほぼ継続された。蕁麻疹っぽいものが少し出ているのは気になるけど、体力の低下かなあ?副作用なのか分からず。

 

そして!前半戦終わっての評価は別記事で書きます。

 

 

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SOX+bev療法3クール目

 

3クール目のまとめ。

3週間サイクル。初日点滴、経口薬2週間後、1週間休薬パターンとなります。

 

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3クール目を終わっての診察。血液検査は良好。減薬の効果が大きく下痢症状は1日のみ。腹痛は多少はあったが大分改善された感強し。これは続けられると思った。

血管痛はだんだん強くなっていると思うが、これはなんとなく耐えられる。

本当に痛いのは3日くらいであとは時々イラっとはするけれど黙っていればそれほど気にならない。

 

2クール目、発生した副作用毎に、時系列にまとめます。

 

-点滴中のトラブル

前回のことで少しナーバスにはなったが乗り切れた。やはり胸のあたりが苦しくなるが、悪化しないと分かっていた(思い込んでいた)のでそのままやりすごせた。歯医者の麻酔と同じ感じ?

 

-血管痛
前回よりもさらに範囲が広くなり痛さも増した。まあこれはしかし慣れてきた感がある。これはピークから和らいでいく感じなので精神的にはラクである。

 

-吐気(急性)

これも最初3日くらいは吐き気が強いが、吐くまでは至る気がしない程度。相対的に強いかなという感じなので、制吐剤のダルさ眠さの方が印象強いかもしれない。

 

-神経障害(痺れ)
1、2クール目とほぼ同様。悪化した感はない。最後の2日くらいに痺れを強く感じるのは、遅延性の痺れなのか手足症候群なのかよくわからない。

 

-吐気(継続)
TS1が少し減ったので少しラクだった気もしますが、まあずっとキモい。致命的なことはないかなあ、痩せるほど食欲がないという事もない。

 

-下痢と腹痛

減薬の効果が一番大きかったところ。下痢が1日で済んだのですごく大きい。前回心折れかけたが復活。この調子なら8クール頑張れると思う。

 

-鼻血
同様に2週目くらいから鼻をかむと血の塊が一緒に出てくるという状況が続きました。


-手足症候群
これもやはり2週目後半くらいから出ますね。ゼローダほどではないがヒリヒリしますしシャワー浴びてるとジンジン痛い日があります。


と、言うわけで今回は大きく改善。

下痢腹痛が良くなったおかげで続けられると確信。血管痛は痛いけどFOLFOXに変えるほどではないかな。2週目の安定感は助かってるし。

あとの懸念は遅延性の神経障害だけです。まあこれが本丸ではありますけどね。

 

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SOX+bev療法2クール目

2クール目のまとめ。

3週間サイクル。初日点滴、経口薬2週間後、1週間休薬パターンとなります。

 

まず1クール目を終わっての診察。血液検査は良好。副作用としては1回目のわりに多めに出ている方らしい。まあ他人と比べることはあまり意味がない。

下痢が一番心配だが、続けていると段々軽くなる人もいるとのこと。

FOLFOX療法のほうが消化器系の症状が出にくく、血管痛はなくなるので2週に1回という頻度の問題はあるが、今出ている副作用としては改善される可能性が高いので、もう1クールやってみて厳しければ変更を検討しましょう。ということになりました。

FOLFOXとSOXは機序ややり方が違うだけで基本同じ作用なので、途中で切り替えてまた戻しても良いとのこと。

 

2クール目、発生した副作用毎に、時系列にまとめます。

 

-点滴中のトラブル

トラブルというほどではなかったのだが、オキサリ点滴中に気分が悪くなり息苦しさも感じたため一旦STOP。結果としてはアレルギー反応ではなく恐らく急性神経症状が胸のあたりまで来たのかと思われる。前回も顎のあたりにコワバリがあったのでなんとなくその延長っぽい感じがする。9割ほど点滴は終わっていたので医師の判断で今日はここで止めておきましょう、となりました。

 

-血管痛
前回よりもやはり範囲が広くなり痛さも増した。点滴の位置によるのか手首のあたりまで痛い。3日間は服を着るのもいちいちイテテテ、といったかんじ。1週間程で概ね収まる。イヤではあるが、まあこれはピークから和らいでいく感じなので精神的にはラクである。計算できるので。

 

-吐気(急性)

前回初日の吐き気が強かったので吐き気止めのイメンドを追加。
眠気がすごいが、吐き気は抑えられた。眠気で吐き気を抑え込んでる感じ。一応翌日会社は休みましたが前回よりは良かったかと。

 

-神経障害(痺れ)
1クール目とあまり変わらない印象。血管痛が少し強かったので、そっちの印象が強い。前回よりは気温が高かったおかげで厳しい日が少なかったと思います。これも1週間くらいで収まりました。が、最終日に子供と公園で遊んでいて少し寒い日ではありましたがピリピリと指先にきていました。身体全体が冷えることは影響があるようです。
あと、すっぱいものを食べた時みたいなアゴの痛みが毎食後にあります。これは1週間くらい続く。今回は特に胸のあたりの息苦しさ。締め付けられる感じも3日間くらい気になりました。

 

-吐気(継続)
引き続き、TS1の影響だと思いますがややキツかった。1日たりとも気持ち悪くない日はありません。軽い車酔いのような状況が延々。若干慣れたといえば慣れた気もしますが。。。。これはどうしようもないかな。ややあきらめてます。

 

-下痢と腹痛

結局また最終週に発生、4日連続で下痢が続き、かなり精神的にヤラレました。休薬期間に来るしどこまで続くんだろう・・・このまままた点滴になるのか。。。という無力感がすごいです。正直、もうムリと心折れました。
下痢は24時間置きに2時間くらいで5~6回で全部出し切るので、22時間は下痢ではないのだけど(下痢どめが効くからか)、下痢でない間もずっと差し込み系の腹痛が続いているので精神的には1週間ずっと下痢と言う感じで、食欲もすごく落ちるしマジマンジきついです。

 

-鼻血
はっきりとは出ませんでしたが、2週目くらいから鼻をかむと血の塊が一緒に出てくるという状況が続きました。医師はあまり気にしていないようでした。

-手足症候群
一旦回復しましたがやはり2週目後半くらいから発生。やっぱり出るんだ・・・という感じでこれも地味に落ち込み。3週目後半で回復してきてくれたのでこれであれば助かります。ゼローダのようにならないことを祈る。


と言うわけでやはり、

下痢腹痛がダントツキツイ。いつ始まっていつまで続くのか分からないし、下痢が来るかもと思うと外出する気が起きない。

あとは、血管痛、急性神経障害の息苦しさ、継続吐き気、手足症候群。

がイヤな副作用ではありますが、なんとなく計算できるしこれならなんとか耐えて続けられるかなと思います。

 

薬剤師の妹とも相談し、次回診察でFOLFOXへの 変更を前向きに相談しようと思います。

 

 

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SOX+bev療法1クール目

1クール目のまとめ。
3週間サイクル。初日点滴、経口薬2週間後、1週間休薬パターンとなります。

発生した副作用毎に、時系列にまとめます。

  • 血管痛

想像してたよりキツイ。血管どころか脇まで痛みが残る。肉離れのような痛み。2日間は重いものは持てない感じ。5日程で概ね収まったが、ドンドン痛くなると聞いていたので先が心配。

  • 吐気(急性)

実際吐かずには済んだ。初日夜が1番キツく横になると吐きそうだったので眠れず。翌日会社を休みました。

  • 神経障害(痺れ)

まあ聞いてた通りと言う感じ。風邪が流行る時期なので手洗いで困ったが、サッと洗うくらいなら3日で大丈夫になる。真冬なので寒い日に外を歩くと手袋してても5分で手足が痺れて来ました。
これも5日くらいで収まりました。

  • 吐気(継続)

TS1の影響だと思いますが、これは案外キツイです。ゼローダよりキツイ。休薬期間まで続き、1日たりとも気持ち悪くない日はありません。実際吐きはしませんが、精神的にジリジリ追い込まれます。
軽い車酔いのような状況が延々。アルプラゾラム追加してもらいましたが2時間持つかな?と言う印象です。薬が少し効いて人と話してたりお笑い見てたりすると忘れられる時間帯はあります。

  • 下痢と腹痛

これもTS1ですが、全体で1番キツかったです。腹痛は2週目くらいからあり、3週目から下痢が始まり、2日置きに下痢で次クール前日まで続きました。トイレは3時間の間に4回くらいに分かれて正常から段々柔らかくなり水下痢と言う感じ。下痢どめが効くのと出し切るのと同じタイミングって感じです。
結果的に下痢の無い日も予感させる差し込むような腹痛が断続的にあり、精神的には1週間ずっと下痢と言う感じでした。

  • 鼻血

2週目後半くらいに5日程出てました。寝てる間に出たりして驚きました。10分程度で止まるのでそれ程支障は無い。仕事中はちょっと困りましたが。

  • 手足症候群

医師は出ないと言ってましたが、ちゃんと出ました。まだ1クール目なので手が少し痛いくらいですが、ドンドン重くなるので心配です。何故ならこちらは冷やした方が良くて温めるとダメ。神経障害は真逆。どうしろっちゅうねんなのと、歩くなど運動が出来なくなるのは体調管理や気晴らしの上で厳しいのです。手足のケアも毎日1時間くらいかかるのでこの想定外は何気にショック大きい。ゼローダほど出なければ良いのですが。


と言うわけで1クール目から盛りだくさんでした。コレだけなら全然耐えられますが、重くなっていくのが心配です。
会社は計4日休みましたが、ほぼ下痢のせいです。
下痢は逆に段々落ち着くと言われているのでそこは期待します。

総合的に、キツイ順番で言うと、
下痢腹痛、血管痛、継続吐気。
ですね。
後はもはや無視できるレベル。




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