40代直腸がん 治療と療養と生活の記録

42歳で直腸がんの診断 ステージ3a→ 2.5年後再発によりステージ 4へ。生活習慣や食事の見直しでガンを育てない身体作りをし、生まれてくる子供が1人前なるまで見届ける。あと10年生きる!

再再発/転移:サイバーナイフ 定位放射線治療 終了3か月後結果

サイバーナイフ終了後、3か月が経過。
ついに治療の効果判定結果を聞く日がやってきてしまいました。
3日前にCT、超音波、血液検査を終えておりあとは結果を聞くだけ。

その前にざっくりここまでの状態について。
前回記したように放射線受けた1週間後では痛みの緩和はなく、なんならやや増してるくらいの印象でした。
それがだんだんと・・・・減ることはなく、結局痛いまま。。。
恐らく運動できないこともあり通常の腰痛も重なったりして波があるので進退はよくわからないのだが、問題なく歩けるのはせいぜい10分程度。
それくらいで一旦座ったりしゃがんで休まないと厳しい。

去年はそういう日もあったが何もなく1時間くらいフラフラ歩いてたりして問題ない日がほとんどだった。比べれば明らかに悪化している。
放射線が効いてガンが縮小すればこの結果を聞く日までには痛みが緩和しているのだろうと思っていたので、聞く前からほとんど悪い結果だと分かっている状態での診察であった。

くよくよしても仕方ないので今後どうするのかという話で、事前に可能性を調べていた。
骨転移には抗がん剤は効きづらい&手術もできない、という事だったので、一番怖いのは抗がん剤で全体を抑えられても腰椎だけ進んで半身不随になることだ。圧倒的にQOLが下がるしそうなると死期も早まるように思う。何かしら別の手段はないのかと探して可能性がありそうと思ったのが以下2つ。
- 免疫療法の治験
- 量子線治療の保険適用(今月から)
両方とも条件があるのでクリアできるのか主治医に相談が要るが、少しでも可能性は探っていきたい。

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放射線が効いてないとしたら、逆に3か月間全く治療しなかったとも言える。
他にも転移/進行している可能性は低くない。
効いてりゃ最高だし、どちらにしても大きな結果に転ぶ可能性があったので「友情は喜びを二倍にし,悲しみを半分にする」という言葉に従い、5年ぶりに妻に一緒に来てもらった。

主治医に呼ばれる。
どうですか?調子は。といつもの感じ。
正直に、「状態が悪いので結果には全く期待していない、次の治療をどうしようかと考えてきました。」と告げる。

そうですか・・・主治医はいつもの通り淡々と画像を比較で見せてくる。
「この腰椎の部分ですね・・・まあすこーし大きいか、ほぼ同じな感じですかね。リンパもほぼ同じ感じです。肺もすこーし濃くなってますかね。でも1cmもないです。」
「。。。まあ放射線は効いてないってことですよね・・・」
「・・・うーん一概に言えないですね。やってなければもっと進行してたかもしれない。実は腫瘍マーカーが正常値に戻ってるんですよ。なので縮小はしていないが中の悪性細胞数は減っている可能性あります」

なんと。。。まだ希望の光がある!!!
(っていうか、前回腫瘍マーカーの数字悪かったって聞いてないんですが。)

あとは細かいやりとりになるので箇条書きで結果を書いていきます。
- 放射線が効いて肺までやっつけるという最高の案は不成立
- 量子線治療は効果が十分期待できないのと局所療法として今は勧めない
- 腰の放射線が効いていたとしても肺へ当てることは局所療法なので勧めない。肺炎のリスクもある(これは前回と話違う・・) 
- 免疫療法治験の対象者ではなかった
- 全身にがん細胞があると考えるべき状況なので抗がん剤が王道
- 腰腫瘍は脊髄の逆側にあるので骨が折れない限り圧迫するリスクは低い

上記含めて今後の方針:
現状取るべき治療は抗がん剤治療で全身の癌細胞を抑えること、肺の腫瘍縮小がベンチマークで、腰椎は効きが悪いかもしれないが進行を抑える。ということ。
ただ、放射線効果はまだ判定がつかないし肺も小さすぎて積極的治療が必要な状況でもない。抗がん剤はダメージも大きいし時間を空けてやる必要があるのでもっと待ってからでも良い。どっちの考えもあるので正解はない。
とりあえず放射線の効果も見定めながら腫瘍マーカーを見て判断していくことになりました。

やはり前回の主治医の楽観目なテンションはちょっと珍しかったかなあ・・・抗がん剤は王道だけどダメージ大きいので、ダメージ少ない放射線モグラ叩きはアリと言っていて、個人的にはその方が負担が少なくてよかったのだけど。

というわけでまたもやモラトリアム継続。しかし腰の痛みという実感と運動ができないという実害がある以上、精神的にはやや追い詰められている感じがする。

 

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