40代直腸がん 治療と療養と生活の記録

42歳で直腸がんの診断 ステージ3a→ 2.5年後再発によりステージ 4へ。生活習慣や食事の見直しでガンを育てない身体作りをし、生まれてくる子供が1人前なるまで見届ける。あと10年生きる!

再再発/転移:サイバーナイフ 定位放射線治療 6か月後結果

サイバーナイフ終了後、6か月が経過。

その間2か月は毎月腫瘍マーカーのみ検査していたが、前回やや高めに出たものの様子見としての今回。

正直腰の調子は良くも悪くも波もあってよくわからない。明確どちらかには行ってないことは言える。まあ良くならない以上は効いてないとしか思えないので腫瘍マーカーも覚悟の上での検査&診察。

結果、、、やはり腫瘍マーカーが異常値へ上昇。厳しい。
恐らく腰の腫瘍がまた動き出したのではないかと思われるが、医師としてはCTを見てみないとなんとも言えない、という事で後日CT検査となりました。

まあ完全に敗北モードである。最初にガンにり患してから5年、腫瘍マーカーが反応し始めたのは腰骨に転移してからであることから、骨のガンが成分を出しやすいのであろうことはほぼ明白である。
ということは、腰骨への放射線は一時的な抑制に留まり効果はなかったという結果になる。腰骨には抗がん剤は効きにくいが手術もできない、となるとまさに打つ手なしのThe End。二度とボールも蹴られないだろう。。。。

 

と、軽く鬱気味のなか、1週間後、CT検査の結果を聞きに再通院。

結果、、、、、
放射線を当てた腰骨とリンパ節は「縮小ないし維持」という意外な結果。
腫瘍マーカー上昇の問題は別にあり、肺に数か所転移が一気に広がってしまっているためだとのことであった。。。
これでは放射線治療は手術は適用外です、抗がん剤しかありません。主治医はやや深刻そうである。

しかし私はこう考えていた。
腰は「打つ手なし」よりよくない?

そう、複数個所転移がある時点でどうせ抗がん剤はやらざるを得ない感じであった。ほかにも散らばっている可能性は超高いからである。
肺がんならいくらあっても抗がん剤で消せる可能性ありじゃん。前回も消せたし。

そんな思考回路に沿って、今後の見通しや治療方針について色々質疑応答を繰り返しました。かなりぐちゃぐちゃに行ったり来たりしたので結果を書いていきます。

<腰転移ガン>
放射線が効いたということはだんだんと縮小してもとに戻り痛みもなくなり運動もできるようになるのか?と期待されましたが、、、おそらくNOで、このまま動かないだろうとのこと。骨の再生は難しく一生激しい運動はできない可能性高いそうです。できないというか圧迫骨折のリスク大。
サッカー小僧としては、これは中々のショックでした。またボールが蹴られるようになるのを目標としていたので早くも心を折られます。。。

<治療方針>
これ勝ち目ありじゃんね?と思いましたが、医師的には腫瘍マーカーが高まるレベルでの数か所転移はリスク高いと見ているようです。確かに前回の肺ガンでは腫瘍マーカーは上がらなかったから、前回より全然勢いが強いとは言えそう。
そして、抗がん剤は副作用がだいたい読めている前回同様のオキサリプラチンを希望したものの、一転「使えない」とのこと。
うーん?前回までソレモアリみたいな感じだったのになあ。。。いちいち患者とのやりとり詳細把握してないのは仕方ないとは思うのだけど、なんか意見が変わるんだよねこの主治医。
とまあ、グチはさておき、とにかく私は直腸が短いため「下痢」が最も厳しい副作用であり、最初からイリノテカンはイヤだとずって避けてきた。それを力説してみたもののまあ当然医師に論破されました。
・オキサリプラチンは使えてもあと数回で、結局はイリノテカンを使わざるを得なくなるから、副作用を理解して対策を打って慣れていった方が良い
・蓄積してどんどん深刻になる可能性あり、神経障害で腰の痛みも増えるかも。アナフィラキシーショックを起こすことも珍しくない。
・イリノテカンは蓄積せず終わって回復すればいくらでも使えるので、効く以上は使い続けられる
・下痢も全員ではなく半分程度。脱毛以外の副作用がほとんどない人もいて、1年以上ずっと打ちながら元気に暮らしていることもある
・副作用をコントロールできれば非常に優秀な薬剤でこれを使わないという手は考えられない。まだ可能性があるのにもったいなさすぎる。

ええ、まあ、おっしゃる通りですよね。
客観的に考え、試しもしないでイヤだという筋はないという事は自明でございましたので承諾して帰宅しました。来週から抗がん剤スタートです。
SIRB(イリノテカン、TS-1、アバスチン)というらしいです。

帰宅後すぐ、薬剤師の妹に報告。勝手に「打つ手なしよりよくない?」を伝えるが、
骨ガンは大きくなってもQOLへは影響するが命に直接影響がない。一方、肺は超重要臓器であり、もし抗がん剤が効かなかったら・・というリスクを考えると医師にとって深刻さは高いだろうとのこと。
確かに。。。。となるとこれは、”最終章スタート”なのかもしれないという事ね。

どちらにしてもこれは最後の大勝負かもしれない。どっちの意味での最終章なのか。このブログの結論は何エンドなのか。すべてこの薬物にかかっていると。。。
多少の下痢は耐えるしかなさそうである。

脱毛は必須。。という事で同僚にも広く伝える必要がありそう。
ベリーショートにして夢だった金髪のウィッグを買おうと思っています。

 

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